バレーボール男子日本代表 2023年初陣勝利 エース西田「今の日本代表は面白いバレーを魅せることができる」

■2023男子バレーボール国際親善試合 日本vs中国（19日、富山・砺波市）

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6月に開幕する「バレーボールネーションズリーグ2023」や9月のパリ五輪予選など世界との戦いを控え、国内で合宿中の男子日本代表が親善試合を行った。世界ランキング7位の日本は、同26位の中国に3-0で勝利。ストレート勝ちで今季初の国際親善試合を勝利で飾った。（25-14、25-20、25-17、25-17、15-4）※試合は特別ルールの5セットマッチ

スタメンは、サーブ順に高梨健太（26）、山内晶大（29）、西田有志（23）、甲斐優斗(19）、小野寺太志（27）、関田誠大（29）、リベロ山本智大（28）。今シーズン、イタリア・セリエAでプレーしていたキャプテン・石川祐希（27）と髙橋藍（21）は別メニューで調整中の為、帯同せず。

今シーズン初の国際試合となった日本。第1セット、序盤は中国の高いブロックに苦しむ展開。しかし、代表デビュー戦となった専修大学2年生の甲斐が打点の高いスパイク等を見せ躍動。16-15から甲斐のブロックとスパイクでリードすると、さらにエース西田、甲斐のサービスエースで25-19で先取した。

第2セットも序盤は中国にリードを許す。しかし甲斐のスパイクを皮切りに3連続得点で12-10と逆転に成功。またしても甲斐の活躍で日本は2セットを連取した。

第3セットは一進一退の攻防が続く。10-9の場面で西田がサービスエースを奪うと、ここから終始リード、25-17で第3セットも奪い、3-0で日本は今シーズン初戦を勝利で飾った。

特別ルールで、試合はボーナスセットへ。スタメンを総入れ替えして挑んだ日本。いきなり4連続失点するも、昨シーズン、ポーランドリーグでプレーした宮浦健人（24）のバックアタック等の4連続ポイントで逆転に成功。さらにその後も3本のサービスエースを魅せるなど宮浦が大車輪の活躍。25-17でこのセットもものにした。

最終第5セットは開始直後から深津旭弘（35）のサービスエースで４連続得点で流れを引き寄せると中盤には宮浦の強烈なサーブが続き5連続得点。一気に12－４と中国を突き放した。日本は武器のサーブで18得点。今シーズン初戦を勝利で飾った。

試合後、エース西田は、「今の日本代表は面白いバレーを魅せることが出来る。パリ五輪の前にバレーボールネーションズリーグ、アジア選手権という大事な大会がある。パリ五輪に出場出来るチームではなく、パリで勝つチームを作らないといけない」と今季の覚悟を語った。

日本代表デビュー戦となった甲斐は、「勝ち切れたのが良かった。自分のやるべきことをやろうと決めていた。そういう点ではサーブレシーブ、サーブと自分のやるべきことが出来た。1セット目から出ると思っていなかった。楽しんでやれたことが良かった。」と話した。

【日本の得点】
19得点　宮浦健人
16得点　西田有志
10得点　甲斐優斗

【今後の日本代表試合日程】
■ネーションズリーグ

第1週　日本ガイシホール（愛知・名古屋市）
■6月6日（火）午後7時40分
日本×イラン
■6月9日（金）午後7時40分
日本×セルビア
■6月10日（土）午後7時10分
日本×ブルガリア
■6月11日（日）午後7時10分
日本×フランス

第2週　フランス・オルレアン
■6月20日（火）午後8時00分
日本×カナダ
■6月21日（水）午後8時00分
日本×キューバ
■6月22日（木）午後8時00分
日本×ブラジル
■6月24日（土）午後8時00分
日本×アルゼンチン

第3週　フィリピン・パサイシティ
■7月4日（火）午後4時00分
日本×中国
■7月7日（金）午後8時00分
日本×オランダ
■7月8日（土）午後8時00分
日本×イタリア
■7月9日（日）午後8時00分
日本×ポーランド

※日程は日本時間