「所属経験のあるすべてのタレントが対象」ジャニーズ事務所が「心のケア窓口開設」などの対策発表

ジャニーズ事務所の元所属タレントが、創業者ジャニー喜多川氏からの性被害を訴えている問題で、ジャニーズ事務所が相談窓口の設置など対策を発表しました。

今日付（26日）で発表したリリースによりますと、ジャニーズ事務所は、今回の問題について「すべてのタレントへの心のケアが最重要と考えている」として、心療内科医に委託し、事務所の所属経験者を対象にした「心のケア相談窓口」を今月31日に設置するとしています。

「相談窓口」では、専門家として、心療内科医で元衆院議員の鴨下一郎氏が監修にあたるということです。

また「今回の問題は、会社のガバナンス上の課題を浮き彫りにした」として、元検事総長の林眞琴弁護士や精神科医、臨床心理の研究者ら外部専門家3名による「再発防止特別チーム」を設置し、再発防止に向けた提言をまとめるということです。

さらに、元プロ野球選手でWBC侍ジャパンのヘッドコーチを務めた白井一幸氏など3名の社外取締役就任もあわせて発表しました。

ジャニーズ事務所は、「ジャニー喜多川による問題について大変なご心配と大きなご不安を与えてしまっておりますことを改めて深くお詫び申し上げます」とした上で、「特別チームによる提言を受けた再発防止策の確実な遂行を含めた経営改革を推進致します」としています。