
昨年の大晦日に結婚を発表したバレーボール界のビッグカップル、男子日本代表の西田有志(23)と女子日本代表・主将の古賀紗理那(27)。新婚ほやほやの2人の休日を独占取材。コート上で見せる気迫あふれる表情とは違う、プライベートな素顔に迫った。
【写真を見る】西田有志&古賀紗理那 バレー界ビッグカップルの休日に密着「僕、マイナスからスタートなんです」
Q.結婚指輪はすごく綺麗なゴールド
西田選手:「シルバーよりやっぱ金色の方がいいよね」っていう話で、そこも話がかみ合ったんで、これにしようって。即決でした。(感覚、感性も)合いますね。
支払いは勝負で決める!?
Q.普段はペアルックとかリンクコーデみたいなのを着用してるんですか。
西田有志選手:これ(古賀が着てるパーカー)も、言っちゃあれなんですけど、おそろいなんですよ。僕がおそろい好きで。たまたま表参道に買い物に行ったときに「めっちゃ、いいのあるじゃん」って言って、買ったね。
古賀紗理那選手:私は買う気、無かったんですよ。ね?
西田選手:俺も買う気なかったんですけど、せっかくだし、「買おうや」って言って買いました。
Q.お財布はどちらが握ってるんですか。
古賀選手:別です、全部。
西田選手:(払うのは)僕がほとんどですね。
古賀選手:たまにジャンケンじゃない?
西田選手:たまにジャンケンで、遊びたい気分のときはジャンケンとかそういうケースで。
古賀選手:ジャンケンか、あっちむいてホイか、指スマか。
西田選手:ご飯を食べ終わった後に二人で楽しんでるね。いつも(笑)。
Q.(散歩しながらのインタビュー)普段は手をつないで歩いてるんですか?
古賀選手:手はつながないです。
西田選手:手はつながないで、腕をつかんでくる。
古賀選手:寒い時は。寒い時はこうやって(腕をつかむ)。
西田選手:わけわからんす(笑)。
「1日1通だったのが3通になって、5通になって・・・」
散歩しながら、たどりついたカフェで、改めてお互いについて聞いた。
Q.改めましておめでとうございます。反響は大きかったですか。
二人:ありがとうございます。
西田選手:反響は大きかったと思いますね。祝福してくれる声が多かったのでよかったなと思います。
Q.どういうふうに呼び合ってるんですか。
西田選手:俺、「紗理ちゃん」って呼んでます。
古賀選手:「紗理ちゃん、有くん」。最初、「紗理那さん」だったんですよ。先輩なんで(笑)
西田選手:一応、最初に連絡した時は、「古賀さん」って呼ぶのも違うなって思って。
古賀選手:「紗理那さんって、ヤバ!」って言ったよね。敬語を使えるんだと思って、まずそこから。
西田選手:そうなんですよ。そこからなんですよ。僕、マイナスからスタートなんですよ。毎回。
古賀選手:最初にめっちゃ、話が盛り上がったのはやっぱ競技の話。
西田選手:そうですね。バレーの話ですね。
古賀選手:私が質問したら、もう一気にバーッてすごい答えが返ってきて、その会話が面白すぎて、そっから何かバーってやり取りするようになりました。
西田選手:1日1通だったのが3通になって、5通になって、もう俺が盛り上がりまくって。寝てなくてもモチベーション高いわ、みたいな。「コンディション良っ!」みたいな感じ。結局バレーが大好きなので、お互い。やっぱそこが一番なんか共通点っていうか、お互いに理解しあえるポイントだったかなとは思いますけど、それがなかったらただのストーカーでした(笑)
古賀選手:でも、たまにマウントとってくるよね。たまにっていうか結構、マウント取ってくるんですよ。
西田選手:違う、違う。
古賀選手:「最近スパイクの打ち方よくなったじゃん」って言われて、「本当?」って。でもその前にスパイクの打ち方を教えてくれていて「体の近くで(ボールを)取り過ぎたら、ね、よくないよ」みたいな。試合の映像とか、たまに二人で見るんですけど、「このスパイクいいじゃん。でも俺だったらシャットできるけど」ってことを言う。「これはマジ俺、ブロック跳んだらカモだわ」みたいなことをたまに言ってくるのは、ちょっとイラッとするけど「まあそうだね」って言ってるね、いつも。私がお姉さんなんでね。
西田選手:俺をうまく扱ってるみたいに言うな。
古賀選手:転がしてるから。フフフッ(笑)
試合中は「血走っている」西田の目も普段は・・・
ここで番組スタッフから結婚祝いのケーキのプレゼント。「ちょっとベタすぎるけど、紗理那ちゃん、食べさせてあげてもらっていいですか?」と聞いてみた。
古賀選手:食べさせてあげる。
西田選手:俺が選べって?何でもいいよ。
古賀選手:選びなよ!(怒)
西田選手:絶対、怒ったと思った。一瞬でわかった。
古賀選手:なんでもいいから!
西田選手:じゃイチゴにして。
古賀選手:調子に乗んなよ(笑)
照れながらもケーキを口に運んでくれた2人。
西田選手:こういうの初めてやから、照れるっすね。
Q.結婚するときになにか約束ごとはあったんですか。
西田選手:約束っていう、約束っていうのはあんまりないですけど。元からあまり喧嘩しないので、「喧嘩してもその日に仲直りする」っていう話をしたよね。なんか二人でちゃんと話し合うっていうのは、ずっと言ってるんで。喧嘩しても、その日にちゃんと仲直りできるような話し合いをしようっていう話はしてるんですけど。そんなに喧嘩しないもんね。
古賀選手:(西田は)仏なんですよ本当に。なんか性格が、もう怒らないんですよ。試合中って結構、もう血走ってるじゃないですけど・・・目、顔違わないですか?試合の時と。多分、試合のときは当たり前なんですけど、普段はもう本当に仏のような心を持ってるよね。私は結構、短気じゃないけど自分の中で許せないことがあったらすぐ顔に出るし、怒るんですよ、でもなんか仏の心で包み込むじゃないですけど。
西田選手:めちゃくちゃ、くさいこと言ってるな。感情がないというか、怒るのって疲れません?普通に(笑)
古賀選手:いや、全然くさくない。全然くさいことじゃない。本当に何もない感情が、ね。怒ったこと、ほぼないね。
トップアスリートふたりの“共通の目標”
Q.お互いの存在とは
古賀選手:心強い、ですね。なんかやっぱプレーしてる上で、一人じゃないなっていうのはすごい感じるので本当にありがたいですし。話を聞いてくれるのもありがたいし、お互いやっぱり、高め合えてるんじゃないかなと思います。
西田選手:僕が体調崩したときも、めっちゃ心配かけてしまってたので、言葉でなかなか表しづらいけど、やっぱそういう特別な存在でもあるので。バレーボールに関してもそうですし、やっぱりいるだけでも全然違うなっていうのがあるので、自分の横にずっといてくれる人っていうのは一人しかいないので。特別な存在ですね。
最後は近くの神社で、3か月遅れ(取材当時)の初詣。二人の願いは・・・
古賀選手:
怪我なく1年過ごせますようにって感じです。
西田選手:俺も健康に、ですね。そうでしょ。それ以上のことを求めないっすよ。
そして二人そろって絵馬に綴った言葉は「2人ともパリ五輪の切符を取る!!」
古賀選手:オリンピックって素晴らしい舞台ですし、そこを目標に頑張れるっていうのが、まず素晴らしいことだと思っていて。パリオリンピックまで1年半くらいしかないので、1年半でお互いが成長できるように切磋琢磨しながら頑張っていきたいなと思います。
西田選手:結婚してから初めてなんで、どういう感じなのかなっていうのは。正直やることは変わらないとわかっていても、やっぱりちょっと家族として見てしまう部分もあるので、すごい心配な部分もたくさんあるんですけど、その中でもお互い支え合ってしっかりと、困ったときに一番に助けられるような関係性ではあると思ってるんで。そこで二人とも、より今年、レベルが上がったなって言えるような年にしたいなというふうに思います。