
「セキュリティ・クリアランス制度」の導入に向けた有識者会合で、中間論点整理の骨子案がとりまとめられました。経済安全保障上重要な宇宙・サイバーの分野を重要情報に指定する方向性が記載されています。
現在、政府は民間企業などで機密情報を取り扱う研究者や職員の信頼性を事前に確認するセキュリティ・クリアランスの制度設計を行っています。
きょう、6回目の会合では骨子案がとりまとめられ、経済安保上、重要な情報に指定する分野も提示されました。
具体的には▼経済制裁に関する分析関連情報や、▼経済安保上の規制制度の審査関連情報、▼サイバー分野における脅威情報や防御策に係る情報、▼宇宙・サイバー分野等での政府レベルの国際共同開発にもつながり得る重要技術情報といった4点です。
高市経済安保担当大臣は骨子案について「企業からのニーズや主要国との間で実効性のある制度を目指すことなどしっかりと書き込まれている」と評価しました。
有識者会合は、近く骨子をとりまとめることにしています。