
アメリカの「債務の上限」を引き上げるための法案が議会で可決されたことを受けて、バイデン大統領が演説し、「我々は経済の危機と破たんを回避した」と話しました。
バイデン大統領
「誰も望むもの全ては手に入れていませんが、アメリカ国民は必要なものを手にしました。我々は経済の危機と破たんを回避したのです」
バイデン大統領は2日、就任以来はじめてホワイトハウスの執務室からアメリカ国民向けに演説を行いました。
その中では、「債務の上限」を引き上げるための法案が議会で可決されたことで「経済の危機と破たんは回避された」と強調しました。
法案には共和党の要求を受け入れて政府の歳出削減が盛り込まれましたが、社会保障やクリーンエネルギーなど、政権の優先事項への歳出は守られているとも話しています。
バイデン大統領は3日に法案に署名するとしていて、法案が成立してアメリカ国債の債務不履行は避けられることになります。