
ウクライナのレズ二コフ国防相は、ロシアとの和平の仲介に中国が乗り出していることについて、「まずはロシアが軍を撤退させなければならない」と述べ、ただちに交渉を必要としない考えを示しました。
レズ二コフ国防相は3日、アジア安全保障会議が開かれたシンガポールで、中国の李尚福国防相と会談しました。
ブルームバーグ通信が、ウクライナの副国防相の話として報じたもので、中国側は停戦のために「あらゆる手段」を行使し、ウクライナとの軍事的なコミュニケーションを増やすことなどを伝えたということです。
一方、レズ二コフ氏は会議のセッションで、中国を停戦の仲介役として受け入れるのか問われると「まずはロシアがわが国から軍を撤退させなければならない」として、ただちに交渉を必要としない考えを示しています。