
ウクライナと国境を接するロシア西部の州知事は、1日に続き3日もウクライナによる砲撃があり、2人が死亡したと明らかにしました。一方、ウクライナ東部では、ロシア軍による攻撃で子どもを含む20人が負傷しました。
今月1日に、ウクライナ軍から砲撃を受けたと発表していた、ロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事は、3日も砲撃があり、「女性2人が死亡した」とSNSで明らかにしました。
ロシアメディアによると、1日以降、あわせて7人が死亡したということです。1日の攻撃については、ウクライナ側で戦うロシア人部隊とされる「ロシア義勇軍」など2つのグループが、攻撃への関与を表明していましたが、ウクライナ政府は、直接の関与を否定しています。
一方、ウクライナでは、3日、東部ドニプロの2階建ての住宅で、ロシア軍の攻撃による爆発があり、子ども5人を含む20人が負傷したと州知事がSNSで発表しました。瓦礫の下にまだ子どもがいるとみられ、救助隊が捜索を続けているとしています。
今回の攻撃について、ゼレンスキー大統領は、「ロシアが再びテロ国家であることを自ら証明した」と非難しました。