
千葉県松戸市に住む高校2年の男子生徒が、特殊詐欺の被害にあうおそれのあった高齢女性を救ったとして千葉県警からきょう、感謝状を贈られました。
きょう、千葉県警・松戸署から感謝状を贈られたのは、松戸市に住む高校2年生・高杉倫太郎さん(17)です。
高杉さんは今年4月、松戸市内の金融機関のATMで70代の女性が電話で「市役所」などと話しながらATMを操作していたのを見て、特殊詐欺だと疑い女性に声をかけました。
高杉さんは女性に代わって市役所の職員を名乗る男と電話で話し、男からは何度も「おばあさんに代われ」と言われましたが、掛かってきていた電話番号が050から始まるものだったことを不審に感じ電話を切り、すぐに警察に通報したということです。
高杉倫太郎さん
「詐欺(の被害)を防ぐことができて良かった。詐欺に興味があったので、知識を活かせて良かった」
松戸署は「勇気ある行動で特殊詐欺を未然に防いでいただいた。被害が増加しているので、不審な電話には注意してほしい」と呼びかけています。