
■MLB アストロズ 7ー8 オリオールズ(日本時間19日、ミニッツメイド・パーク)
オリオールズの藤浪晋太郎(29)が敵地でのアストロズ戦に登板。3連打を浴びるなど1/3回を投げ、被安打3で3失点(自責点3)だった。
前日18日(日本時間)にはメジャー移籍1年目で初のシャンパンファイトを味わった藤浪、3対1と2点リードした6回、2人目として2試合連続となるマウンドへ。
アストロズは現在ア・リーグ西地区首位とこのままで行くとプレーオフでも戦う可能性にある相手。先頭の4番・J.アブレイユ(36)に対して1球目は内角高めに抜けた156キロのストレート。アブレイユも顔の近くでのけぞって避けた。カウント1-1からやや甘くはいったスライダーだったがレフトフライ。アブレイユも打ち損じて首を横に振ってベンチに戻った。
先頭を打ち取った藤浪、5番・K.タッカー(26)にはカウント2-2と追い込みながら161キロのストレートをレフトオーバーの3ベース。続く6番・C.マコーミック(28)にもカウント0-2と追い込みながら161キロのストレートをセンター前へタイムリー。藤浪は勝負球が甘く入り8試合ぶり、9月に入って初めての失点となった。
さらに7番・J.ペーニャ(25)を迎えると3球目に1塁走者のマコーミックが盗塁。そして6球目には藤浪がペーニャの頭部付近に大暴投。マコーミックは3塁まで進んだ。
コントロールが定まらない藤浪はペーニャにカウント3-2からの8球目、低めに152キロのスプリットを投げたがこれをレフト前に弾き返され2失点。3対3と同点に追いつかれた。藤浪はリードを守り切れず、わずかアウト1つしか奪えずに降板となった。藤浪のあとを受けた投手が藤浪の残した走者を返してしまい、藤浪は3失点となった。
チームは5対7と2点を追う9回、1死一、二塁でC.マリンズ(28)がアストロズの抑え、R.プレスリー(34)から逆転3ランを放ち、土壇場で試合をひっくり返した。