
「秋の全国交通安全運動」がきょうから始まり、埼玉県所沢市で出発式が行われました。
きょう午前、「所沢航空記念公園」で行われた出発式には、埼玉県警所沢署の署員などあわせて20人が出席し、合図とともに一斉に白バイやパトカーに乗り込み、パトロールへと出発しました。
この出発式には、警察が所有する日産「スカイラインGT-R」のパトカーや、マツダ「RX-7」のパトカーなどが展示され、子どもたちが記念写真を撮ったり、交通安全に関する呼びかけなどが行われていました。
所沢署の管内では、今年に入ってから交通死亡事故が3件発生していて、すでに去年1年間と同じ数に並んでいるということです。
また、埼玉県全体では今年度から努力義務化された自転車用のヘルメットの着用率は6.1%にとどまっていて、8月末までに自転車の交通事故で死亡した人は11人にのぼっています。
所沢警察署の小田智一署長は、「自転車に乗る際はヘルメットを被るなど、交通事故への対策をして大切な命を守ってほしい」と呼びかけました。