
自民党は党役員人事で、木原誠二前官房副長官について、幹事長代理に起用することを決めました。政調会長特別補佐の兼務も決まっています。
自民党は22日、総務会を開き、残されていた党役員人事を決定しました。
幹事長代理には、木原誠二・前官房副長官が起用され、木原氏は政調会長特別補佐も兼務します。
木原氏は岸田総理の最側近として2021年の政権発足以来官房副長官として総理を支えてきましたが、妻が警視庁から事情聴取を受けたなどと週刊文春で報じられ文春側を刑事告訴していて、13日におこなわれた内閣改造で、副長官を退いています。
木原氏を党の要職に起用することで、内閣と党の意思疎通をより円滑にする狙いがあるものとみられますが、党内からは、「ポスト岸田」の有力候補でもある茂木幹事長と萩生田政調会長の下に木原氏を置くことで、岸田総理は2人の「監視役」を担わせているのではないかとの見方も上がっています。