
自民党が松川るい・前女性局長を副幹事長に起用する方針を固めたことが分かりました。
松川参院議員は、今年7月に女性局のフランス研修をおこなった際、エッフェル塔の前で撮影した写真などをSNSに投稿したところ、「まるで観光旅行」などと批判を浴び、その後、女性局長を辞任しました。
こうした中、自民党関係者によりますと、党は、松川氏を副幹事長に起用する方針を固めたということです。
自民党は今月22日に幹事長代理などの党役員を決定していて、これまでに▼幹事長代理に稲田朋美元防衛大臣ら5人、▼副幹事長に、牧島かれん前デジタル大臣ら15人の起用を決めていますが、新たに、松川氏を副幹事長に加える方針です。
茂木幹事長を支える幹事長代理と副幹事長のうち女性が占める割合は3割を超え、副大臣・政務官への女性の起用がゼロとなる中、自民党としては、女性活躍に取り組む姿勢をアピールしたい狙いもあります。