
きょう夜、天皇陛下が東京・渋谷区の新国立劇場でオペラ「シモン・ボッカネグラ」を鑑賞されました。陛下がオペラを鑑賞されるのは、即位後初めてです。
午後6時半すぎ、陛下は東京・渋谷区の新国立劇場の楽屋口に到着し、関係者の出迎えを受けられました。陛下が劇場に入場すると観客は拍手で迎え、陛下は会釈をして着席されました。
陛下が鑑賞されたのは、イタリアの作曲家ベルディが制作したオペラ「シモン・ボッカネグラ」です。14世紀の海洋国家ジェノバを舞台に、貴族と庶民の対立や恋を描いたオペラです。
陛下は熱心に鑑賞し、舞台が終わると大きな拍手をおくられていました。
鑑賞後、陛下は指揮者の大野和士さんやイタリア人歌手らと懇談し、「すばらしかったです」と感想を述べられたということです。
陛下がオペラを鑑賞するのは、皇太子時代の2019年2月に「タンホイザー」を鑑賞されて以来で、即位後初めてです。