
国連で、拉致問題など北朝鮮による人権侵害を非難する決議が19年連続で採択されました。
国連総会で人権問題を扱う第3委員会は15日、日本が共同提案国となっている北朝鮮の人権侵害を非難する決議を採択しました。
決議では、拉致問題について「深刻な人権侵害を伴う緊急かつ重大な問題」などと懸念をしたほか、「北朝鮮は核やミサイルに多くの国家予算を投じ、国民の福祉を犠牲にしている」などと非難しています。
同様の趣旨の決議が採択されるのは19年連続です。
一方、北朝鮮の国連大使は採択前に演説し、「アメリカなどが言及した人権侵害は存在しない」「わが国では人間第一主義が徹底され、国民は本物の人権と基本的な自由を享受している」などと反発しました。