
■カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023 日本代表 2ー1 韓国代表(17日、東京ドーム)
井端弘和新監督(48)が率いる侍ジャパンは、韓国を2-1で下し2連勝。17年の前回大会に続く連覇に向け、日本代表は予選2位以上が確定し、決勝進出を決めた。
先発の隅田知一郎(24、西武)は7回77球を投げ、3安打無失点、7奪三振の好投。3回までパーフェクト投球とリズムに乗ると、打線は万波中正(23、日本ハム)のソロ本塁打など前半2得点を挙げた。2-0で迎えた9回は田口麗斗(28)が2死で代打のキム フィジプにソロ本塁打を浴び1点差に迫られたが、最後は空振り三振でゲームセット。
侍ジャパン初マウンドの隅田は、立ち上がりは1回は7球で3者凡退。2回は韓国の本塁打&打点王の4番・ノ シファンを空振り三振に仕留めるなど3人で退ける。
打線は韓国WBC代表の左腕・イ ウィリ(21)を相手に、1回は前日5打数無安打の岡林勇希(21、中日)が四球で出塁し、盗塁でセーフとなるも韓国のリクエスト後にアウト判定に。続く小園海斗(23、広島)から3者連続ヒットで1死満塁とするが、佐藤輝明(24、阪神)が空振り三振、万波が中飛で先制機を逃した。2回は3者凡退。
3回は岡林の四球、小園のヒット、森下の四球で無死満塁のチャンスを作ると、牧秀悟(25、DeNA)の遊ゴロ間に先制点を挙げた。続く佐藤輝は2打席連続の空振り三振で追加点ならず。
隅田は3回も2者連続の空振り三振など3人で抑えたが、1点リードの4回は内野安打とヒットで2死一・二塁とランナーを背負ったが後続を投ゴロで切り抜けた。
◆万波が豪快弾、投手陣完封逃すも1失点で逃げ切る
打線は4回、先頭の万波がイ ウィリの2球目ストレートをバックスクリーンに叩き込み、“井端ジャパン2号”で2-0。
隅田は5回、1死で死球を与え一時騒然とするが、後続を打ち取る。6回は1死でヒットを許し2死二塁とするも4番・ノ シファンを遊ゴロで切り抜け、7回は1死一塁でキム ジュウォンのサードへの痛烈な打球も、佐藤輝のファインプレーでダブルプレーに。この日は7回無失点で先発の役割を果たし、国際試合デビューを飾った。
リリーフ陣は8回は横山陸人(22、ロッテ)がマウンドへ。四球とヒットで1死一・二塁とピンチを招いたが、無失点で切り抜ける。9回は田口が2戦連続でマウンドへ。2死で完封一歩手前も、続く代打のキム フィジプにソロ本塁打を浴び2-1と1点差に迫られたが、最後は空振り三振でゲームセット。
今大会は日本、台湾、韓国、オーストラリアが参加。総当たり戦の1次リーグを戦い、19日に決勝、3位決定戦が行われる。
■カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023
11月16日 台湾 0-4 日本
11月17日 日本 2-1 韓国
11月18日 豪州vs日本(12:00)
11月19日 3位決定戦(11:00)・決勝(18:00)
※写真は先発の隅田投手