
この冬は「暖冬傾向」となる見通しですが、気象庁は一時的な強い寒気による暴風雪には「今から注意が必要」だとして、今後の予報に注意するよう呼びかけています。
気象庁はきょう、12月から来年2月までの3か月間の天候の見通しを発表しました。
それによりますと、地球温暖化やエルニーニョ現象などの影響で、寒気と暖気の境目になっている偏西風が日本付近で北に蛇行するため、冬型の気圧配置が弱まる見込みです。
この影響で、3か月の平均気温は、▼北日本では平年並みか高く、▼それ以外の地域では高くなるほか、降雪量は、▼北日本では平年並みか少なく、▼東日本と西日本の日本海側で少なくなる見込みだということです。
一方で、今週金曜日から土曜日ごろにかけて冬型の気圧配置が強まり、北日本や東日本の日本海側で大荒れとなるおそれがあり、気象庁は「今から注意が必要」だとしています。
気象庁 異常気象情報センター 楳田貴郁 所長
「非常に風が強まる予想になってまして、暴風・暴風雪になると思います。交通障害があると思いますので、最新の気象情報に注意していただきたいと思います」
気象庁は一時的に強い寒気が入って“ドカ雪”などの短期的な大雪になる可能性もあり、今後の予報に注意するよう呼びかけています。