
松野官房長官は、北朝鮮のミサイル発射について「我が国として断じて容認できない」などとする官房長官声明を発表しました。
声明では、「今回強行した発射では、事前に通知のあった時間外にこれを行った」とした上で、「(日本の)上空を通過する形での発射を繰り返したことは、上空を通過したと判断される地域の住民の安全確保の観点からも極めて問題のある行為」と強調しました。
また、北朝鮮の行動は「国連安保理決議、及び日朝平壌宣言にも違反し、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすもので我が国を含む国際社会全体に対する深刻な挑戦」だと断じた上で、「厳重に抗議し、日本国民の強い憤りを伝えるとともに、最も強い表現で非難した」と記しています。その上で、「ロ朝間の軍事協力の動きを含めた北朝鮮の今後の動向に関する情報収集・分析に徹底を期すとともに、国民への情報提供を適時・的確に行う」としています。
官房長官声明は、今年8月に北朝鮮がミサイルを発射した際にも発表されていますが、ロシアと北朝鮮の軍事協力について言及したのは初めてです。