■FIFAワールドカップ26アジア2次予選 シリア代表 0ー5 日本代表（21日、サウジアラビア・ジッダ）
日本代表（FIFAランク18位）はシリア代表（同92位）に5ー0で完勝。ミャンマー戦（16日）の5得点に続くゴールラッシュで、2次予選2連勝を挙げた。
前半32分に久保建英（22）のミドルシュートで先制点を奪うと、ミャンマー戦でハットトリックを決めた上田綺世（25）の2ゴールで3－0とリードする。後半は菅原由勢（23）、途中出場の細谷真大（22）がともに代表初ゴールを決めて5－0と突き放した。
これで“森保ジャパン”は6月15日のエルサルバドル戦（親善試合）から国際Aマッチ8連勝を飾り、歴代最多記録に並んだ。さらに2次予選2勝0敗（勝ち点6）で、グループB（日本、ミャンマー、シリア、北朝鮮）の暫定首位をキープした。
この日は政情不安によって中立地開催となったサウジアラビアでの一戦。スタメンはGKに鈴木彩艶（21）、DFは谷口彰悟（32）、冨安健洋（25）、菅原由勢（23）、伊藤洋輝（24）。MFは遠藤航（30）、守田英正（28）、浅野拓磨（29）、伊東純也（30）、久保建英（22）。FWは上田綺世（25）が起用され、前試合から谷口と上田以外、9人が入れ替わった。
前半は6分、久保が右サイド敵陣中央からペナルティーエリアへスルーパスを送ると、上田がシュートもキーパに抑えられる。8分は浅野がシュートも枠を捉えられない。
前半24分、久保の右CKから上田がヘディングで合わせるもキーパーにセーブされ、こぼれ球を再び上田がボレーで狙うもミートせず、さらに遠藤がシュートで押し込むもバーに弾かれ、コールラインをギリギリ割れずノーゴールで決定機を逃した。日本は序盤から敵陣でのプレーが続き、主導権を握るも、密度の高いディフェンス陣に攻めあぐねた。
30分はシリアに中央付近からロングボールを入れられると、ペナルティーエリアにFW9番が走り込むが、キーパー鈴木が前に出て先にキャッチ。
前半32分、敵陣右サイドで伊東が後方の久保にパスを出すと、ペナルティーエリア手前から左足を一閃しゴール右隅に突き刺さり、待望の先制点を挙げた。
リズムをつかんだ日本は37分、左サイドに走り込んできた伊藤が浅野からパスを受け、ゴール前にクロスを入れると、ファーサイドで伊東がヘディングで落とし、最後は上田が右足で合わせ2点目を奪った。さらに直後の40分、久保の縦パスを受けた伊東がキーパーをよく見てパスを送ると、ゴール前で上田が左足で押し込み、この日2ゴール目の3点目。上田はミャンマー戦との2戦で5得点を挙げる。
40分には接触プレーで久保が倒れ、左わき腹を抑える場面もあったが立ち上がって続行。終始ボールを支配した日本が前半を3－0で折り返した。
◆後半は菅原＆細谷の代表初ゴールでシリアを突き放す
メンバー変更なしで後半へ。2分にフリーキックを手にした日本は、キッカーの久保が直接狙わず右側にボールを出すと、菅原が右足で守備陣をかわす強烈なミドルシュートを放ち、ボールは相手ディフェンダーに当たってゴール右に決まり、早くも4－0とリードを広げた。
攻め続ける日本は17分、ペナルティーエリア内でフリーの守田がシュートを放つも枠外。19分のゴール前での浅野のシュートは、キーパーの正面で弾かれる。後半20分は上田に代わって細谷真大（22）、浅野に代わって南野拓実（28）がピッチへ。
31分には久保からミャンマー戦で得点を挙げた堂安律（25）、冨安から町田浩樹（26）に交代。
後半37分、左サイドから伊東が右足でクロスを上げると、ペナルティーエリア中央で受けた細谷がゴール真ん中へのシュートを決め、菅原と同じく代表初ゴール。ダメ押しの5点目を奪った。伊東はこの試合4アシストをマーク。守備陣もチュニジア戦（10月17日、親善試合）から3戦続けての無失点と、安定のディフェンス力をみせ日本が完勝を収めた。
アジア2次予選は36チームが9組に分かれ、ホーム・アンド・アウェーの2回総当たりで対戦。各組4チーム中2チームが3次予選に進む。日本はグループBでミャンマー、シリア、北朝鮮と同組。
【FIFAワールドカップ2026アジア2次予選 兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選】
11月16日（木）日本 5－0 ミャンマー代表（H）
11月21日（火）シリア代表 0－5 日本（A）
■2024年
3月21日（木）vs北朝鮮代表（H）＠未定
3月26日（火）vs北朝鮮代表（A）＠未定
6月 6日（木）vsミャンマー代表（A）＠未定
6月11日（火）vsシリア代表（H）＠未定
※（H）ホーム、（A）アウェー
