能登半島地震で死亡した原因の約8割は家屋の倒壊「お部屋まるごと耐震シェルター」に問い合わせが急増

2024-05-29 10:00

ミホ工業株式会社（所在地：神奈川県大和市、代表取締役：宮崎保）が提供する「お部屋まるごと耐震シェルター」に、能登半島地震以来、問い合わせが急増しています。この度、地域を問わず、ご要望に対応できるよう、全国での施工受付を開始しました。

耐震補強の現状と課題

能登半島地震では石川県内で住宅被害が7万7,000棟以上にのぼり、死亡者の死因の約8割が家屋の倒壊によるものでした。全国の耐震化率は87％とされていますが、これは近年のマンション建設の増加により、戸数ベースの耐震化率が引き上げられたためです。実際には、倒壊の危険がある古い木造住宅の耐震化はなかなか進んでいません。

地域固有の事情や費用の問題がその背景にあります。例えば、墨田区の木密地域では住宅の密集が工事の妨げになっており、伊豆半島では過疎化が進む中で耐震化が進んでいない状況です。補助金を活用しても自己負担が高額であるため、耐震化を躊躇するケースが多いのです。

お部屋まるごと耐震シェルターの特長

ミホ工業株式会社が提供する「お部屋まるごと耐震シェルター」への問い合わせ件数は、能登半島地震後の4か月で55件に急増しました。このシェルターは壁の内部を施工するリフォーム型で、お部屋全体が耐震シェルターとなります。以下のような特長があります。

施工期間：10日程度
リフォーム型：お部屋の狭さを感じさせず、圧迫感がない
鉄骨構造：壁の内側に鉄骨を組み入れ、強度を高める
断熱性向上：壁が堅固になることで断熱性も向上
補助金申請サポート：補助金の申請サポートも行っています

地震の後で後悔するか地震の前に安心するか

施工を実施したお客様からは「不安があったが、施工後は安心感がある」との声が寄せられています。この耐震シェルターには特許技術が付随しており、他社の同様な製品と比べて導入しやすい価格設定となっています。具体的には、他社が6畳で300万円以上のところ、当製品は180万円程度です。

社長の宮崎氏は、「地震の後で後悔するか、地震の前に安心するか」と述べ、多くの人の命を守るために全国の提携工務店での施工を可能にしました。