違法に積み上げられた土砂は高さ33メートルにも及びます。業者は逮捕されたものの現場に大雨… 付近の住民から不安の声があがっています。
【写真を見る】30メートルの山…ではなく土砂 周辺住民からは不安の声「だんだん高くなっている」
土砂の山 高さ約33メートル 無許可で積み上げ
千葉県多古町。田園風景が広がる場所に高さ約33メートルにも達する、一見、山のようにも見えるものが。近隣住民に話を聞くと…
近隣住民
「朝方の4時半くらいから機械が動いていた。うるさいなと思いました」
「かなり山が高くなって、だんだん高くなってるような風に見える」
山ではなく、業者が勝手に土砂を持ち込み、積み上げた「盛り土」だったのです。
無許可で土砂を積み上げたとして逮捕されたのは、茨城県神栖市にある会社の取締役の男。警察によると、男は2023年11月から2024年1月までの間、町の許可を得ず自身が所有する土地などにダンプで土砂を搬入し、積んだ疑いがもたれています。
18日、雨が降る中、現場では…
記者
「あそこ少しひび割れているようにもみえます」
盛り土には、ひび割れのようなものがあります。
実は多古町では2021年、盛り土などにより土砂が県道に崩れ落ちる被害もあり、町はフェンスで対策を行いました。
近隣住民
「物騒は物騒ですよね。やっぱりああいうのは怖い」
近隣住民からはという不安の声もありました。
町は捜査の進捗を確認しつつ、なるべく早い段階で法令に従って撤去命令を行う予定だということです。