東京電力はきのう、福島第一原発2号機で溶け落ちた核燃料=燃料デブリの取り出し作業の際に撮影された燃料デブリの画像を初めて公開しました。
【動画】燃料デブリ画像公開 福島第一原発2号機での取り出し作業中断前に撮影
画像に写っている小石やケーブルのようなもの。燃料デブリとみられています。
今月14日、福島第一原発2号機の格納容器の中で、燃料デブリの取り出し作業が中断される前に、取り出し装置の先端につけたカメラで撮影されました。今回の作業で燃料デブリの画像が公開されたのは初めてです。
2号機では、燃料デブリの試験的な取り出しに着手していましたが、今月17日、取り出し装置につけたカメラが写らなくなり、作業は中断しました。東京電力は、カメラの不具合は高い放射線量が原因の一つとみていて、復旧作業を続けています。
作業には少なくとも1週間ほどかかるとみられ、今月中の取り出し作業再開は困難な状況となりました。