青森県の中間貯蔵施設に搬入された使用済み核燃料の保管の長期化が懸念されるなか、齋藤経済産業大臣は、次の搬出先の「具体化を図るべく検討している」と話しました。
齋藤経済産業大臣
「中間貯蔵された使用済燃料の搬出先につきましては、次期エネルギー基本計画の中で具体化を図るべく、現在、検討している」
齋藤大臣は閣議のあとの会見でこのように話し、来年3月までに搬出先を具体化する方針を改めて示しました。
新潟県にある東京電力・柏崎刈羽原発では、使用済み核燃料の保管容量が上限に近づいていて、きのう、一時的な保管場所である青森県の中間貯蔵施設に搬入されました。
原発の敷地外で中間貯蔵されるのは国内で初めてです。
ただ、中間貯蔵施設での保管は「最長50年間」とされているものの搬出先は決まっておらず、地元では保管が長期化することに懸念の声もあがっています。