世界にいる猫種は認定されているもので約60種、非公認を含めると100種以上もいます。そんな猫種の中には、ちょっぴり個性的な猫もいるものです。そこで日本でも飼える「個性的な特徴を持つ猫種」をご紹介します。
1.スフィンクス
スフィンクスは毛のない猫として有名な猫種です。猫の魅力といえば「ふわふわの被毛」と答える人が多い中で、しわしわの肌が印象的なビジュアル。「猫」の概念が覆るような見た目なので、衝撃を受ける人もいますが、その個性にメロメロになる人もいます。
スフィンクスはレモン型の目に大きな耳、輪郭はシャープで顔や眉間にシワがあります。その容姿は気むずかしい印象を与えがちですが、実はとてもチャーミングな性格をしています。賢くて好奇心旺盛、飼い主さんにも忠実で甘えん坊の一面もあり、フレンドリーです。
ちなみにスフィンクスは「無毛」といわれることが多いのですが、正確には産毛のような薄い毛が生えています。例えるなら桃のような感じなので、「Warm Peach(温かな桃)」と呼ばれることもあり、肌触りはスウェードのようです。そのため、猫を飼うときの最大の悩み「抜け毛」もなく生活しやすいのです。
ただし被毛がほとんどないので、暑さや寒さに弱く、直射日光にも注意が必要です。皮膚疾患にもかかりやすいことを覚えておきましょう。
他の猫種のようにブラッシングは不要ですが、蒸しタオルで毎日やさしく拭いて上げるのがコツです。
2.エキゾチックショートヘア
エキゾチックショートヘアは、目がやや離れていて鼻が小さく、丸い輪郭の中央に顔のパーツが寄っている猫です。
体つきもずんぐりとしていて、全体的にお世辞にも美形とはいえないバランスですが、「ブサカワ♡」と呼ばれることが多い猫種で、多くの人から愛されている人気の猫です。
エキゾチックショートヘアの魅力は、チャーミングな見た目だけではなく、のんびりとした性格にも特徴があります。甘え上手で人見知りも少なく、あまり鳴き声もあげないので飼いやすさも抜群。一方、遊ぶのは好きなので、黙々と一生懸命遊ぶ姿はクセになる「愛らしさ」があるそうです。
そんなエキゾチックショートヘアですが、個性的なお顔立ちの特徴による病気のリスクが懸念されます。涙が上手く排出されない「流涙症(りゅうるいしょう)」や、短頭種気道症候群という呼吸の心配などがあるため、定期的に健診を受けるようにするとよいでしょう。
3.短足マンチカン
足が短いことで有名なマンチカン。短い足でチョコチョコ歩く姿が健気でカワイイと人気のある猫種です。
性格は社交的で順応性が高いタイプが多く、飼い主さんや同居猫とのコミュニケーションもよくとれる傾向にあります。甘えん坊な一面もあるので「犬に近い猫」と呼ばれることもあります。
マンチカンが人口的に交配された種類ではなく、自然発生の猫です。ちなみに「マンチカン=短足」と思われがちですが、実は全てのマンチカンが短足とは限りません。マンチカンの8割は、実は足の長いタイプなのです。
そんなマンチカンの中で2割とされる「短足マンチカン」は、体の構造上、足腰や関節に負担がかかりやすい猫なので、椎間板ヘルニアを発症しやすいので注意しましょう。
足腰の負担を考えると、あまり高いところから飛び降りる行動はさせないのが賢明です。キャットタワーのステップも感覚を狭くしてあげましょう。
まとめ
今回解説した以外にも、世界にはまだまだ「個性的な特徴を持つ猫種」がたくさんいます。
無毛種と呼ばれる猫種だと、ドンスコイ、ピーターボールド、バンビーノ、ユークレイ二アン・レフコイ、ミンスキン、エルフキャット、ドウェルフなどがあります。また、短足の種類が生まれる猫種も、ミヌエットやキンカロー、ジェネッタ、ラムキンなど、聞いたことがない名前も多いかもしれませんね。
同じ「猫」という動物でも、猫種によって見た目が全く違うものです。今回の内容で興味を持たれたら、「個性的な特徴をもつ猫種」についてさらに調べてみてはいかがでしょうか。
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