■MLB ワールドシリーズ第3戦 ドジャース-ヤンキース(日本時間29日 ニューヨーク、ヤンキー・スタジアム)
ワールドシリーズ第3戦で、ドジャースのF.フリーマン(35)が1回の第1打席に先制の2ランを放った。
第3戦から舞台は敵地ヤンキースタジアム。大谷翔平(30)は左肩の亜脱臼で出場が危ぶまれたが、この日も「1番・DH」で先発。第1打席は大ブーイングを浴びる中、先発の右腕C.シュミット(28)を相手にストレートの四球で塁に出ると、1死一塁でフリーマンがWS第1戦から3戦連続となる本塁打をライトスタンドへ叩き込んだ。
大谷は2番・M.ベッツ(32)の打席では盗塁せず、牽制球に対しては足から戻り、フリーマンの先制弾ではユニホームの胸の部分を左手でつかみながら全力疾走することなくホームに生還。ベンチではフリーマンと言葉を交わすシーンも。
ここまで2連勝のドジャースはあと2勝で2020年以来の世界一を手にする。前試合の第2戦は先発の山本由伸(26)が7回途中1失点の好投をみせ、日本人投手としては2007年の松坂大輔(レッドソックス)以来、WS史上2人目の勝利投手に。
第1戦は延長10回にフリーマンがWS史上初となる逆転サヨナラ満塁弾を放ち、ドジャースが劇的勝利を飾った。