■サッカー天皇杯・決勝 ガンバ大阪 0-1 ヴィッセル神戸(23日 国立競技場)
第104回天皇杯の決勝戦が行われ、ヴィッセル神戸がガンバ大阪を下し、2019年以来2度目の優勝を果たした。
前半は拮抗した展開で0-0で折り返したが、後半19分に宮代大聖(24)が先制の決勝ゴールで勝負を決めた。
昨季J1初優勝で今季リーグ戦もあと2節を残し首位をキープしている神戸は、天皇杯との国内“2冠達成”へ大きく前進。
この日は元日本代表の大迫勇也(34)、武藤嘉紀(32)、前回19年の優勝メンバーでもあるDF酒井高徳(33)らベストメンバーの布陣で、国立競技場での“関西ダービー”に挑んだ。
天皇杯の決勝は2022年(甲府vs広島)、2023年(川崎vs柏)と2大会連続でPKでの決着だったが、0-0で迎えた後半19分に試合が動いた。神戸が攻め込む中、大迫が体勢を崩しながらも左サイドに走り込む武藤へスルーパス。武藤はそのままペナルティーエリア左に侵入すると、グラウンダーのクロスが相手DFに当たり、こぼれ球を最後は宮代がゴール左に押し込んだ。
終盤はガンバの猛攻を振り切り、1点リードで逃げ切った。5大会ぶり2度目の優勝を手にし、歓喜のイレブンはJ1連覇へ弾みをつける優勝を飾った。