石破総理は、就任後初めて地元の鳥取県を訪れ、地方創生の実現に向けて、人口の減少に歯止めをかける施策を進めていく考えを示しました。
石破総理
「どうやって若い方々、女性の方々、そういう方々が選んでいただける地方が作れるんでしょうかと。要はそれが問題の本質なんだろうなと」
石破総理はきのう、鳥取県で開かれた地方の人口減少を考えるフォーラムで挨拶し、「人口減少を食い止めるためには、女性や若い世代に選ばれる地方を作る必要がある」との考えを示しました。
そのための施策として、▼正社員でもフルタイム働くのではなく、短時間の勤務もできるようにすることや、▼単年度ごとの契約で働く地方公務員の待遇改善、▼公務員の兼業や副業を弾力的に認めることなどを提案しました。
また、子どもを安心して育てられる環境を作るため、▼女性活躍推進法の改正や、▼男性の育児休暇取得の推進といった対策も必要だとしました。
石破総理は国会での所信表明演説でも「人づくりこそ国づくり」だと述べて、「地方創生」に向けてさまざまな改革に取り組むことで社会の意識や構造の変化を促す必要性を訴えています。