愛子さま23歳の誕生日 大学卒業後日本赤十字社に勤務 皇族としての務めに励み充実の日々
天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが23歳の誕生日を迎えられました。この春に社会人としての一歩を踏み出すとともに、皇族としての務めにも励むなど充実の日々を過ごされています。
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皇居・東御苑の果樹園を散策される愛子さま。きょう、23歳の誕生日を迎えられました。
今年3月に学習院大学文学部を卒業し、4月から日本赤十字社で嘱託職員として勤務されています。1日に辞令を受け取った後、笑顔で抱負を述べられました。
「これから社会人としての日々が始まりますが、早く職場になじみ皆様のお役に立てますよう頑張って参りたいと思っております」
愛子さまは青少年・ボランティア課に配属され、赤十字ボランティアに関する情報誌の編集、活動状況の把握、研修会やイベントの運営などの業務を担当されています。
初めての単独公務は5月でした。国立公文書館で特別展「夢見る光源氏」を鑑賞されました。『枕草子』の中の夢占いや『源氏物語』の夢の記述など、平安貴族の夢に対する考え方に触れ感想を述べられていました。
「夢を通じて平安貴族の心のあり方に触れることができました」
10月には初めての単独の地方公務として国民スポーツ大会の観戦などのため佐賀県を訪問し、知事から出迎えを受けられました。
「少し緊張しておりますが、2日間どうぞ宜しくお願い致します」
国民スポーツ大会の陸上と柔道競技を、初めて会場で観戦されました。
また、佐賀県の重要無形文化財に指定されている「名尾手すき和紙」の工房も訪れ、紙すきを体験されました。愛子さまは「出来ていますか」「奥深いですね」などと、職人さんと言葉を交わしながら手を動かされていました。この時、愛子さまがすいた2枚の和紙は11月初旬に皇居に届き、誕生日の映像で公開されました。
愛子さまはこの1年、さまざまな皇室行事に臨まれています。1月には、初めて講書始の儀に出席。2月にはケニアのルト大統領ご夫妻を招いての昼食会に初めて陪席し、スワヒリ語で「ハバリ」=「ごきけんよう」と、にこやかにあいさつされました。
4月には春の園遊会に初めて出席。10月の秋の園遊会ではパリオリンピック、パラリンピックの金メダリストとの会話が弾んでいました。
11月15日に逝去された三笠宮妃百合子さまの一連の葬儀儀式にも参列し、哀悼の意を表されました。
23歳を迎えられた愛子さま。成年皇族として、この1年、初めての公務や行事に臨まれました。社会人として働きながら、活動の幅を広げられています。