歌手・堀ちえみさんと夫の尼子勝紀さんが共著「人生の悩みをシンプルにする50の言葉」を発売し、取材会に出席しました。
【写真を見る】【堀ちえみ】 夫・尼子勝紀さんと初会見 夫との共著で思いを知り「改めてジーンといたしました」
堀さんは2019年2月にステージ4の口腔がん(舌がん)と診断されたことを公表し、舌の6割以上を切除し、再建手術を受けました。
同年4月には食道がんと診断され、闘病とリハビリ生活を送っていましたが、2024年2月、ブログで「完治」と診断されたことを報告。
本書は、どのように2人が乗り越えて来たのか、出会いや夫婦関係を良好に保つ秘訣などが綴られています。
堀さんは“私は2019年に舌がんを患ったということで、いろんなことが今までありましたが、皆様のおかげでここまでやっとしゃべれるようになりまして、歌も歌えるようになって、去年の夏には40周年ライブを実現するところまでこぎつけまして、今年もライブをコンスタントにやれるまでになりました“と報告し、医療従事者やファン、スタッフ、家族の支えに感謝。
出来上がった本について堀さんは“分かりやすくまとめられたかな。本を通して初めて、こういう言葉がけを主人が私にしてきたのは、そういう思いがあったんだと。共著には主人の私を直視して言えなかった部分が書かれてあって、それを見た時に改めてジーンといたしました“と、しみじみ。
またメディアによる、いわゆる「囲み取材」に、夫婦揃って登場するのは初めてということで、尼子さんは“いささか緊張しております。心中お察しください“と初々しさを見せ、堀さんが“汗、汗“と、緊張で汗をかく夫を気遣うなど、仲睦まじい様子を見せて会場を和ませました。
著書には2人の出会いについても書かれており、もともと堀さんのファンだったという尼子さんは、“朝、私が会社に向かう途中、ちょうどタクシーに乗った時に(堀さんを)見つけました。乗ってすぐだったので、運転手さんに「お釣りはいらないから」と(お金を)渡して降りて、お声がけさせてもらったんです。あの当時、まさか十数年後にこんなところで、こんな記者会見開いているとは夢にも思いませんでした“と笑わせました。
そして“ファンの皆さんはブログやSNSを通して家族のように思ってくれていると思います。ファンの方は(尼子さんのことを)「パパさん、パパさん」と読んでくださって“と、ファンにはすでに尼子さんが「パパさん」という愛称で知られていることを明かしました。
来年に向け“ライブで全国を回りたいと思っています。体調も万全ですし、今は話すよりも歌う方がちゃんと言葉がしっかり言えてるみたいなので。45周年に向けて歌を頑張りたいと思っています“と、意欲的。
最後に著書の内容になぞらえ、“今までで一番運が良かったと思うことは?“と、聞かれた堀さんは、尼子さんに“僕と出会ったことでしょ?!“とツッコまれながらも、“そうね。それ言わないといけないかなと思ったけど、ホリプロスカウトキャラバンに受かったことかな“と、笑いを誘い、“だから(尼子さんと)会えたのかもね“と笑顔満面で話していました。
【担当:芸能情報ステーション】