全国的に今季一番の冷え込みとなる場所が多かったきょう、全国500を超える地点で最低気温0℃未満の「冬日」となり、日中も多くの場所で気温が上がらず、厳しい寒さとなりました。
【動画】「今季一番」の冷え込みに 全国500超の地点で「冬日」に
まだ薄暗い午前6時前の成田山新勝寺。1年のほこりを払い落とす、年末恒例の「すす払い」が行われていますが、この頃の成田市の気温はマイナス3℃でした。
全国的に気温が下がった、けさ。
記者
「午前9時半ごろの有楽町駅前です。空気がとても冷たく、ダウンやマフラーを身につけている方も多くいます」
東京都心でも1.2℃まで下がり、今季一番の冷え込みとなりました。
通勤客
「朝起きて、霜が降りてて寒いと思いました。(Q.あったかい飲み物買ったりとか)かばんの中に入ってますよ」
30分前に買ったということですが…。
通勤客
「あ、もう冷たくなってる」
北海道では、厳しい寒さで鳴き声を上げるタンチョウの息も白く見えます。
北海道の陸別では今季、全国で最も低いマイナス17.1℃を観測。そのほか、▼大阪では4.4℃、▼金沢で1.4℃など多くの地点で今季一番の冷え込みとなり、最低気温0℃未満の「冬日」は今季はじめて全国で500地点を超え、515地点に上りました。
そんな「真冬の到来」を喜ぶ人たちもいます。
記者
「雪質もひじょうにさらさらとしていて、この週末は絶好のコンディションとなりそうです」
福島県北塩原村のスキー場では積雪が81センチとなり、過去10年で最も早いオープンだということです。
気温は、お昼を過ぎでも上がりません。けさの最低気温がマイナス2.6℃まで冷え込んだ、さいたま市では日中の最高気温が6.1℃にとどまりました。
関東各地でも最高気温が10℃に届かない地点が多くあり、厚手のコートやダウンが手放せない一日になりました。
週末は冬型の気圧配置が強まり、上空に強い寒気が流れ込んでくる影響で、あすは西日本の日本海側でも雪の範囲が広がる見込みで、積雪や路面の凍結に注意が必要です。