真っ白にならない!?“次世代型消火器”も…火災から命を守る「消火器」住宅用も点検を【ひるおび】

強風・乾燥 各地で火災相次ぐ
2月11日に大阪府大東市で木造住宅が全焼する火災があり、1人が遺体で見つかっています。神奈川県厚木市ではアパート2部屋が全焼し、81歳の男性が亡くなりました。
千葉県船橋市でも倉庫と周辺の建物を合わせ2棟が焼け、林に燃え移り100m先まで燃え広がる火災が起きています。
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東京での降水量は2月12日までの30日間で計7.5ミリと、平年の1割程度しか雨が降っていません。
市民防災研究所理事・事務局長の坂口隆夫氏は、
「今の時期は乾燥していて風が強く燃え広がりやすいので、特に注意が必要」
と話しています。
いざというときのために…家の消火器は大丈夫?
消防庁によると、住宅用の消火器の点検は半年に1回です。
・変形や損傷、薬剤の漏れはないか
・必要なとき、すぐに持ち出せる場所にあるか
・製造年から5年経っていないか(※住宅用消火器の場合) など
坂口氏は、「家族全員が消火器の使い方を知っておくことも大切」としています。
コメンテーター 杉浦太陽:
うちも消火器を置いてますけども、5年って思った以上に短くて驚きました。
あと、使い方を子どもたちにはまだ教えていないので、早急に教えたいと思います。
弁護士 八代英輝:
日本は木造家屋、しかも密集している地域が非常に多いですから、自分の家だけでなく周りのお宅にも大きな迷惑をかけることになりますからね。
軽量コンパクト 最新の消火器具も
“次世代型消火器”といわれる『ファイヤーショーカスティック』が注目を集めています。
長さ33cmの棒のような形をしており、365gと一般的な消火器と比べ軽量コンパクト。
キャップを取って先端部分をこすることで気体を噴射し消火します。
イタリアで開発された消火器具で現在は世界45か国以上で販売されており、日本では1年前から販売されています。
≪一般的な消火器≫
▼粉末や薬剤を使用
▼噴射時間は約15秒
▼噴射後は消火剤で真っ白に
▼使用期限 5年(※住宅用消火器)
≪ファイヤーショーカスティック≫
▼人体に害のないガスを使用
▼噴射時間は約100秒
▼少ない汚れで消火可能
▼使用期限 15年
一般的な消火剤だと使用後に真っ白になりますが、ファイヤーショーカスティックは気体なので火元をあまり汚さずに消火できるのが特徴です。
飲食店や神社、国の重要文化財など幅広い場所で購入されています。
コンパクトなのでキャンプなど様々なシーンで活用できるそうです。
コメンテーター 朝日奈央:
スティックタイプのものは使い方が簡単そうなので、高齢の方にも良いですね。
車の中に入れておくのもいいかもしれないですね。
(ひるおび 2025年2月12日放送より)