陸上男子競歩・東京五輪銀メダル 池田向希「私は絶対にドーピングをしていません」4年間資格停止の裁定
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-02-14 22:08

2021年東京オリンピック™と22年世界陸上オレゴンの男子20km競歩で銀メダルを獲得した池田向希(26)が所属する旭化成は14日、昨年の11月1日に世界陸連が設置する Athletics Integrity Unit(AIU)から暫定的な資格停止処分を受けていた問題で、審問の結果、池田のアンチ・ドーピング規則違反を認定する旨の裁定が下されたと、発表した。
6日から8日にかけて審問は行われ、その結果、AIUは池田のアンチ・ドーピング規則違反を認定し、2023年6月20日以降の記録は取り消しとなり、メダルをはく奪する旨、及び 4年間の資格停止処分を科す旨の裁定が下された。
この裁定に対し、池田は「私は絶対にドーピングをしていませんので、今回の裁定は全く納得がいきません。あらぬ疑いをかけられ、全くもって理解し難い状況です」とコメント。所属先の旭化成も、池田本人からのヒアリングのみならず、医学的見地からも多くの専門家から意見書をもらい、アンチ・ドーピング規則違反はないものと認識しており、今回の裁定については極めて遺憾とし、正式な裁定書面の内容を含め、必要な情報を収集の上、今後の対応について池田選手および関係者と協議・検討していくとしている。
【池田向希コメント全文】
私は絶対にドーピングをしていませんので、今回の裁定は全く納得がいきません。あらぬ疑いをかけられ、全くもって理解し難い状況です。裁定が出た本日まで、今後の大会の出場を諦めずに練習に取り組んでいました。このまま身に覚えのないことで処分を課されるのは、極めて不条理と思わずにいられません。裁定の詳細が入り次第、適切な対応を検討いたしますので、今後ともご理解とご支援をいただければ幸いです。