アラブ諸国が国連で共同会見　ガザ住民の強制移住を「拒否」

国連でアラブ諸国が共同の記者会見を行い、パレスチナ自治区ガザの住民の強制移住を「拒否する」としたうえで、安全保障理事会に対応を求めました。

クウェート　アル・バナイ国連大使
「ガザのパレスチナ人の移住は明確に否定されなければならない。アラブ諸国はこの移住を明確に拒否する」

クウェートをはじめとするアラブ諸国は14日、国連で共同の記者会見を行いました。

各国はパレスチナ自治区ガザの住民の強制移住について「アラブ諸国は断固として拒否する」としたうえで、国連安全保障理事会に対し、ガザの人口構成の変化を防ぐため具体的な措置を講じるよう求めました。

また、会見に同席したパレスチナのマンスール国連大使は、安全保障理事会にパレスチナの国連正式加盟を勧告するよう求める一方、アラブ諸国の支援があればガザを復興することが可能だという認識を示しました。