23区で3センチの降雪予想も…積雪のほかに朝方の路面凍結にも注意！【Nスタ解説】

TBS NEWS DIG Powered by JNN

2025-03-04 20:36

東京都心でも雪が積もる可能性がありますが、5日にかけて注意が必要なのが「凍結」。都心でも路面の凍結に注意が必要かもしれません。（2025年3月4日午後5時30分頃放送）

今夜東京で積雪の可能性 23区で3センチの降雪予想

広瀬駿気象予報士:
4日、関東では気温が下がりやすい夜に雨や雪が強まるとみられ、3日よりも広い範囲で雪が積もるおそれがあります。大雪の影響にも注意をしてください。

気温が1℃下回ると、積雪の覚悟をしないといけない状況になります。

東京は4日午後5時20分時点で気温2.1℃となっています。今後もじわりじわりと下がっていくとみられ、5日朝の最低気温は1℃の予想です。雪が降る可能性が高くなっている状況です。

前橋、熊谷、八王子は1℃を下回っています。

JR中央線立川駅より西の方では、雪が積もってもおかしくないような寒さとなっています。

今回の天気の崩れは本州の南を通過する「南岸低気圧」の影響によるものです。3日よりも上空の寒気が南下していることで、雨がたくさん降り、その雨の冷たさで気温が下がり、雪に変わっているような状況です。

杉並・世田谷・板橋のあたりは積雪のおそれも

関東を中心とした雨と雪の見通しです。

夜になるにつれてどんどん気温が下がり雪の範囲は広がっていくでしょう。ピークは夜遅い時間帯で、日付が変わる時間帯には降り方が強まり、雪の範囲も広いとみられています。

天気は東京23区のなかでも変わるとみられています。

海が暖かいため、東京湾沿岸あたりは雨、一方で西側の地域、杉並・世田谷・板橋のあたりは積雪のおそれがあります。

【予想降雪量（5日夕方にかけて・多い所）】
関東北部の山地:30センチ
関東北部の平地:15センチ
関東南部の平地:8センチ
東京23区:3センチ

5日は上空に暖かい空気が流れ込んでくるので、雪から雨に変わっていく見込みです。

しかし南岸低気圧の影響で天気の回復は遅れる傾向にあり、雪が10センチくらい積もると、すぐには溶けないため、4日夜から5日の朝にかけての公共交通機関の乱れには注意をしてください。最新情報を確認するために朝は早めに起きた方がいいかなと思います。

今後、雨雲・雪雲は北へ広がり、5日は東北でも大雪となるおそれがあります。

山林火災が続く岩手県大船渡市のあたりは5日朝に雪が降り始めますが、海水温が高いためだんだんと雨に変わっていくでしょう。

雪も雨も20～30ミリくらいのまとまった量が降るとみられます。約4か月ぶりの雨量となりそうです。ただ、6～7日ころには風が強まりそうで、5日の雨雪でいかに消火できるかというところです。

元競泳日本代表　松田丈志さん:
私の車はノーマルタイヤなので、雪が降ったときは乗らないのですが、子どもの学校のこともありますので、今日できる対策は今夜中に行おうと思います。また明日の朝は早めに起きて天気予報や近所の状況を確認しようと思います。