【DeNA】土壇場で逆転勝利!9回代打・勝又が勝ち越し打 京田&山本&梶原のタイムリーで終盤5得点 先発の大貫は4回1失点

■プロ野球 オープン戦 阪神 4-5 DeNA (8日・甲子園)
DeNAは阪神に逆転勝利を飾った。試合は4点を追いかける8回、京田陽太(30)、山本祐大(26)の適時打で2点を返す。9回には梶原昂希(25)の適時打、内野ゴロ間に同点に追いつくと勝又温史(24)が適時打を放ち勝ち越しに成功した。
前日の試合では今季開幕投手を務める予定の東克樹(29)が先発も前川右京(21)に先制2ラン本塁打を浴びるなど4失点。打線はわずか1安打に抑え込まれ6ー0で完封負けとなった。
この試合の先発・大貫晋一(31)は今季オープン戦2度目の登板。前回登板となった2日、中日を相手に6回から救援登板し3イニングで4奪三振と好投を披露している。その大貫の立ち上がりは1番・近本光司(30)を空振り三振、2番・中野拓夢(28)を投直。2死を奪うと3番・佐藤輝明(25)を一ゴロに打ち取り三者凡退とした。
打線は阪神の先発・門別啓人(20)に対し序盤3回まで抑え込まれる。すると3回裏、2イニングを無失点に抑えていた大貫だが8番・小幡竜平(24)に右二塁打を放たれ出塁を許した。さらに続く9番・島田海吏(29)の打球をフィルダースチョイス。無死一、三塁とピンチを招いた。打席は1番・近本を迎えるも、捕手・山本が試みた二塁送球は悪送球となり、その間に先制点を失った。
1点を追う打線は直後の4回表、3番・井上絢登(25)の右安打、2つの四球で無死満塁とチャンスを作った。しかし5番・山本は三邪飛、6番・加藤響(22)は三ゴロの併殺打に倒れ無得点となった。
大貫は4回63球を投げ抜き3安打4奪三振1四球1失点でマウンドを降りた。5回裏から2番手で育成の庄司陽斗(23)が登板も1死満塁のピンチを迎えると3番・佐藤輝にレフト線を破る2点適時二塁打を浴び3ー0。4番・大山悠輔(30)にもレフトへの適時打を放たれ4点目を失った。
終盤に入り8回表、阪神の5番手・川原陸(24)に対しこの回先頭の梶原が四球で出塁。2番・蝦名達夫(27)もショートを守る小幡竜平(24)の失策により出塁すると無死一、二塁の好機を迎えた。打席には代打・京田が入るとカウント1ストライク2ボールから4球目を弾き返しライトへの適時打に。1点を返すと続く阪神の6番手・工藤泰成(23)に対しては5番・山本がライトへの適時打を放ち4ー2。
2点を返したDeNAは9回表、阪神の7番手・島本浩也(32)に対し7番・東妻純平(23)が右安打で出塁。9番・森敬斗(23)が四球を選び1死一、二塁とした。すると1番・梶原にライトへの適時打が飛び出し1点差に詰め寄った。さらに2番・蝦名の三ゴロの間に同点に追いつくと2死一、三塁から代打・勝又がライトへの適時打を放ち勝ち越しに成功した。
9回裏は4番手・颯(26)が登板し阪神打線を抑えて試合終了。土壇場で勝ち越したDeNAは1点リードを守り切り逆転勝利となった。