「目がかゆい」都心20℃超えで“大量花粉”、雨の翌日は要警戒“花粉が爆発”症状悪化も【Nスタ解説】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-03-13 22:17

いよいよ本格的な花粉シーズンに突入。街にはマスクをつける人の姿が多くなりましたが、実はマスクの選び方や付け方で効果に差があるんです。マスクのポテンシャルを最大限に引き出す方法とは?

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雨の翌日は要警戒…“花粉爆発”のメカニズムとは

熊崎風斗キャスター:
花粉が大変です。SNSでは次のように、さまざまな悲鳴が上がっています。

「今日花粉やばくない?? 目痛い 鼻水 くしゃみ止まらん」
「今日の花粉、今季最強につらい」
「くしゃみが止まらなーい 花粉爆発かな???」

日本医科大学大学院の大久保公裕教授に伺うと、きのう(12日)の雨で“花粉爆発”が起きたようです。

舞っている花粉は雨が降ると地面に落下し、その勢いで爆発して、30分の1くらいに小さくなるといいます。特に都心だと、車や人の通りが多いため、花粉が踏みつぶされてもっと細かくなるそうです。

つまり、雨の翌日は爆発した花粉と、舞っている通常の花粉のダブルパンチで大変な状況になるということです。

花粉がどれくらい舞うのか検証した動画を見ると、通常の花粉と比べて、爆発した花粉のほうが空中に長い間残っています。細かく軽いことで、通常より2.25倍舞いやすくなるということです。

マスクのサイズはこう選ぶ! まずは親指と人差し指をL字に

熊崎キャスター:
では、マスクは花粉をどれくらい防げているのでしょうか?

井上貴博キャスター:
マスクで花粉は防げないのだろうと思いながらも、つけたほうが気持ち的には楽な気がします。

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
私はマスクをつけたら負けかと思ってしまいますが…。

熊崎キャスター:
ここから、ちゃんとマスクの力を証明したいと思います。

大久保教授いわく「爆発して細かく砕けた花粉でも、不織布マスクで防ぐことができます」とのことです。不織布マスクは表地・裏地・内側のフィルターという、非常に強固な3層構造になっています。

花粉やマスクの網目より細かいウイルスも、内側のフィルターがしっかり捉えてくれるということです。

大久保教授の実験によると、鼻の中の花粉数は、マスクなしの場合1848個。しかし、花粉症用の不織布マスクをつけると304個に減り、84%ほどカットしてくれます。

では、残りの16%の花粉はどこから入ってくるのでしょうか?マスクを直接通り抜けたというよりは、マスクと顔のすき間から花粉が入り込んでいるということです。

花粉対策の基本は、顔のサイズに合ったマスク選びです。小さめ、ふつう、大きめといろいろありますが、マイサイズを選ぶための方法があります。

(1)親指と人差し指でL字を作る
(2)親指を耳の付け根の一番高い所、人差し指を鼻の付け根から1cm下に当てる

この手順で、親指と人差し指の間の長さを測ってください。日本衛生材料工業連合会によると、長さごとのおすすめサイズは次のとおりです。

●9~11cm:子ども用
●10.5~12.5cm:小さめ
●12~14.5cm:ふつう
●14cm以上:大きめ、やや大きめ

井上キャスター:
男性はだいたい大きめのマスクになりますが、女性が大きめのマスクをつけると花粉が間から入ってきてしまうので、ふつうなのか小さめなのか、よりフィットするマスクを選ぶべきということですね。

ホラン千秋キャスター:
あとは、耳が痛くなりやすいかどうかで調整してもよさそうです。

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
私はてっきり大きめのマスクのほうがいいと思っていましたが、長さを測ってみたら12cmだったので、買うなら小さめですね。

==========
<プロフィール>
田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト 慶應義塾大学特任准教授
こころの学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰

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