都議会自民党　裏金問題　元幹事長「いつから始まり誰の指示だったかは確認できなかった」

東京都議会の自民党会派「都議会自民党」の政治資金パーティーをめぐる裏金事件を受け、都議会で政治倫理に関する条例を検討する委員会はきょう、参考人として都議会自民党の元幹事長・小宮安里都議を招致しました。

小宮都議は、不記載があった政治資金パーティーが開催された2022年、都議会自民党の幹事長を務めていました。

小宮都議は冒頭で、「都民の皆様、そして議会の皆様にも大変なお騒がせとご迷惑をおかけしておりますことを心よりお詫びを申し上げます」と謝罪。

その上で、パーティー券を各議員らが販売する際、ノルマを超えた分を収支報告書で不記載にしていた運用について、「いつからこうした運営が始まり、誰の指示であったかは確認できませんでした」としました。

小宮都議自身も250万円の不記載がありましたが、ノルマを超えた分の使い道については、「政治活動に使うものとして、各々が資金を管理してきました」と述べました。

次回の委員会では、政治資金パーティーがあった2019年に幹事長を務めていた鈴木章浩都議が、参考人として招致される予定です。