「襲われるんじゃないかと」“左手のないサル”二足歩行の目撃相次ぐ「おじいさんと上手に横断歩道を渡っていた」 埼玉県が目撃情報を受け注意呼びかけ
首都圏で目撃情報が相次ぐ左手のないサル。すたすたと二足歩行する姿が、きょうも埼玉県内で目撃されています。県はサルを見かけても目を合わせないようにするなど注意を呼びかけています。
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きょう午前11時前、さいたま市緑区で撮影された映像。カメラが捉えたのは、駐車場を移動するサルです。「二足歩行」で、すたすたと小走りしています。
映像を撮影した男性
「二足歩行で(Q.どのくらいの大きさ?)これくらいだと思いますけど、立った感じ」
さいたま市内ではきのうも、“歩くサル”が目撃されています。
目撃情報に共通するのは、左手がないことです。同じサルかわかりませんが、左手のないサルは、去年から埼玉、東京、神奈川と、首都圏で相次ぎ目撃されています。
去年11月には、左手をかばうように移動する様子がカメラに捉えられていましたが、今月撮影された映像では、「二足歩行」です。
これは今月17日、八潮市で撮影された防犯カメラの映像です。画面左上を見るとすたすたと横断歩道を渡るサルの姿が。
大久保屋 大久保守雅 店主
「おじいさん一人にお孫さん連れているような様子で。おじいさんがサルに襲われるんじゃないかと思って、急いで『後ろにサルいますよ』って叫びながら追いかけたんですよね」
目撃した人は。
大久保屋 大久保守雅 店主
「左手がないので、ひじから下くらいがなかったですね。おとなしくて、特に人のことを全く気にかけているような様子もないですし、このままどこかに保護されたり、自然と山に戻ったりしてくれるのが一番良いですね」
埼玉県によると、2月からサルの目撃情報が相次いでいて、今月に入り、さいたま市や八潮市など県内およそ40の地点で、サルに関する情報提供が寄せられているということです。
これまでに県内でけが人などの被害はないということですが、県は、サルを見かけても大声を出さない、目を合わせない、エサをあげないなど、注意を呼びかけています。