「もう一度会いたい」涙の別れ 中山美穂さんお別れの会で妹・忍さんが最愛の姉を追悼 小泉今日子さんは涙の弔辞

2024年12月、54歳の若さで亡くなった中山美穂さんのお別れの会が22日、執り行われました。「まだお別れを言いたくない。もう一度会いたい」、妹の忍さんが、涙ながらに最愛の姉を送り出しました。
中山美穂さんお別れの会 小泉今日子さんが涙の弔辞
2024年12月、入浴中に起きた不慮の事故により54歳の若さでこの世を去った中山美穂さん。
2年ほど前、全国ツアーのために撮影されたという中山さんの姿を囲むのは、ステージに向かうイメージで作られたという祭壇。飾られた遺影は優しい笑顔を見せていました。
アイドル歌手として、そして俳優としても数多くの作品を残してきた中山さん。
参列したのは石田ゆり子さん(55)や西島秀俊さん(54)、竹中直人さん(69)、松平健さん(71)ら映画やドラマなどで共演した俳優陣や芸能界の仲間たち。
30年前に公開され、今なお愛され続ける恋愛映画の金字塔「Love Letter」。この作品で共演した豊川悦司さん(63)も参列しました。
お別れの言葉を述べたのは、アイドル時代から親交のあった俳優の小泉今日子さん(59)。「美穂、よく頑張ったね。美穂、ありがとう」と声を詰まらせながら思いを伝えました。
ドラマで共演した香取慎吾さんは。
香取慎吾さん(48)
「僕の中できょうは明るくお別れを言いに来たつもりだったんですけど、改めてここに来て悲しみがぐっと押し寄せてしまっていますね」
アイドルデビュー同期の森口博子さんは。
森口博子さん(56)
「同じ時代をいつも一緒に…生きてきた仲間です。今年、美穂ちゃんも40周年で、私も40周年で、同じレコード会社で40周年の作品を出すって聞いていたので、それが叶わなかったのはすごく残念で、ファンのみなさんも待っていたと思うんですよね」
「『美穂ちゃんの曲はずっと残っていくからね、ありがとう』と言いました」
最愛の姉を送り出した妹・忍さん「もう一度会いたい」
喪主 中山忍さん(52)
「まだお別れを言いたくないんです。ただ…ただもう一度会いたいと思います」
――仲の良い姉・妹だった?それとも喧嘩ばかり?(1996年2人のインタビューより)
中山忍さん(当時23歳)
「小さい頃は割と私がアニメを見たくて、姉は歌番組を見たくて、そういうテレビのチャンネル権争いっていうのはよくやってたんですけど…余計な事喋るなって?」
――大丈夫ですか、お姉さま
中山美穂さん(当時25歳)
「妹がずいぶんしっかりとしてきてるので、もうどんどんタジタジになっていってしまいます」
妹で俳優の中山忍さんはお別れの会の喪主を務め、最愛の姉を送り出しました。
中山忍さん(52)
「姉にいろんなことを相談したり、その度に『忍は大丈夫だよ』っていつも言ってくれたんですね。真剣に相談しているのに簡単に『大丈夫だよ』って言うからちょっと腹が立って、『なんでよ~』って言ったら、『大丈夫。だって忍は可愛いから』って言うんですよ。あぁ~親バカならぬ、姉バカもここまで極まったか…と思って。これから何があってもお姉ちゃんは『大丈夫。忍は大丈夫だから頑張れ』って言ってくれてると思うので、その言葉を大事に、これからも仕事を頑張りたいなと思います」
「本当に姉のことが大好きだったので、妹の勝手なお願いですけれども、どうかいつまでも姉のことを覚えていてください。そう、お願いしたいです」