「熱中症警戒アラート」「特別警戒アラート」 23日から運用開始
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-04-23 00:02

熱中症の危険性が極めて高いと予測された場合に発表される「熱中症警戒アラート」と「特別警戒アラート」の運用が、きょう(23日)から始まります。
「熱中症警戒アラート」は、気温や湿度などの要素をもとにした熱中症のなりやすさを示す「暑さ指数」を使って、熱中症の危険性が極めて高いと予測される場合に、環境省と気象庁から発表されます。
都道府県内のいずれかの観測点で暑さ指数が「33」以上と予想された場合、環境省の「熱中症予防情報サイト」やLINE公式アカウントなどで、前日の午後5時ごろと当日朝5時ごろに発表されることになっています。
また、「暑さ指数」が都道府県内のすべての観測点で「35」以上と予想される場合には、国内で過去に例のない危険な暑さが予想されるとして、環境省は「熱中症特別警戒アラート」を発表します。
これは「警戒アラート」よりもさらに強く熱中症を予防する行動を呼びかけるもので、▼熱中症対策を徹底できていないイベントについては主催者などに中止や延期の判断を求めるほか、▼クーリングシェルターに指定されている施設の開放を各市町村に求めることになります。
「特別警戒アラート」は去年(2024年)4月に運用が始まりましたが、これまでに発表されたことはありません。
環境省によりますと、熱中症の死亡者のうち、65歳以上の高齢者が占める割合は上昇していて、2023年では全体の8割を超えています。暑さに弱い高齢者や障害者、小さな子どもたちは特に注意が必要です。
今年の「熱中症警戒アラート」と「特別警戒アラート」の運用は、きょう(23日)から10月22日までです。