山本由伸、6回6K3失点の粘投 防御率2.12 今季5勝目の権利もって降板 大谷翔平が援護弾、ロハスの勝ち越し打でリード

■MLB ドジャースーアスレチックス(日本時間15日、ドジャースタジアム)
ドジャースの山本由伸(26)が本拠地でのアスレチックス戦で今季9度目の先発、6回、88球を投げて被安打4、奪三振6、四死球2、失点3(自責点3)で防御率は1.80から2.12となった。
前回9日のダイヤモンドバックス戦はメジャー初の満塁ホームランを浴びるなど2被弾で5回5失点、3敗目を喫した。「四球で先頭を出したり、死球で満塁になったという投球がすごく反省点」と試合後に語っていた。
4月26日のパイレーツ戦以来となる本拠地のマウンド。2試合連続中5日での登板となった山本は1回、先頭のJ.ウィルソン(23)を遊ゴロ、2番・T.ソダーソトロム(23)を3球三振に。2死を奪うと3番・B.ルッカー(30)も追い込んでから153㎞のストレートで空振り三振に仕留め上々の立ち上がりを見せた。
打線はその裏、大谷翔平(30)が4試合ぶりの13号先頭打者弾を放ち山本を援護。1点リードで2回、山本はこの回先頭のS.ランガリアーズ(27)に中安打を浴び出塁を許すも後続をスプリットやカーブなどの変化球で抑え込み無失点に凌いだ。
2回裏にはA.パヘス(24)にソロ本塁打が飛び出し追加点を挙げたドジャース。2点の援護に変わり3回表、先頭のL.ウリアス(27)に左安打を放たれると2死一塁から2番・ソダーソトロムにセンターへの2ラン本塁打を浴び、同点に追いつかれた。
2ー2で4回表、先頭に四球を与え走者を背負うと1死一塁から6番・M.アンドゥハー(30)にスプリットを捉えられレフト線を破る適時二塁打に。勝ち越しを許した。
5回はテンポよく三者凡退で抑えるとその裏、キム・ヘソン(26)がメジャー初のソロ本塁打を放ち試合は振り出しに。6回は先頭に四球を与えるも後続を打ち取り無失点に抑えた山本。するとド軍打線は6回裏、2死一塁から代打・M.ロハス(36)にセンターへの適時二塁打が飛び出し勝ち越しに成功した。
1点リードとなったド軍。山本は6回88球、被安打4、奪三振6、四死球2、失点3(自責点3)で勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りた。