【柔道】阿部一二三「五輪チャンピオンとして圧倒的な柔道で優勝したい」世界選手権へ向け出発

9日、柔道の世界選手権に向けてパリオリンピック™銅メダルの永山竜樹（29・パーク24）や同じく金メダルの阿部一二三（27・パーク24）、妹の阿部詩（24・パーク24）ら日本代表選手が、開催地であるハンガリーのブダペストに向けて出発した。

阿部一二三にとって今大会はパリ五輪以降初めての国際大会。「（2028年）ロス五輪を意識していいスタートを切れるように。五輪チャンピオンとして自分らしい一本を取りに行く圧倒的な柔道をして優勝したい」と意気込んだ。海外選手への対策については「いつも通りやるだけ。僕は新ルールになって国際大会は初めて。そういう部分もしっかりやってきたので心配なく試合に挑める」と自信をのぞかせた。

世界選手権は、13日～20日の8日間の日程で開催される。1日目は男子60kg級と女子48kg級が行われ、一日ごとに階級が一つ上がり、最終日20日には混合団体戦が行われる。

■阿部一二三（あべ・ひふみ）
1997年8月9日生まれ、日本体育大学卒。身長167㎝・66kg級。パーク24所属。
妹の詩とは東京五輪で史上初の兄妹同日優勝を果たした。2023年6月に柔道史上最速でパリ五輪柔道男子66kg級代表に内定。パリ五輪では個人金メダル、混合団体銀メダルを獲得した。

■世界選手権日本代表（個人戦）

男子60kg級　永山竜樹（29・パーク24）
男子66kg級　阿部一二三（27・パーク24）、武岡毅（26・パーク24）
男子73kg級　石原樹（23・JESエレベーター）
男子81kg級　永瀬貴規（31・旭化成）
男子90kg級　村尾三四郎（24・JESエレベーター）、田嶋剛希（27・パーク24）
男子100kg級　新井道大（20・東海大）
男子100kg超級　太田彪雅（27・旭化成）

女子48kg級　古賀若菜（23・JR東日本）
女子52kg級　阿部詩（24・パーク24）、大森生純（24・JR東日本）
女子57kg級　玉置桃（30・三井住友海上）
女子63kg級　嘉重春樺（25・ブイ・テクノロジー）
女子70kg級　田中志歩（26・JR東日本）
女子78kg級　池田紅（22・コマツ）
女子78kg超級　新井万央（22・日体大）、高橋瑠璃（24・SBC湘南美容クリニック）