バレー女子日本代表、フルセットの激闘制しタイに逆転勝利　0ー2から3セット連取で開幕から5連勝【ネーションズリーグ】

■バレーボール ネーションズリーグ2025 女子予選ラウンド第2週（日本時間18日、香港）

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世界TOP18チームが参戦しているバレーボールネーションズリーグ第2週の香港ラウンドが開幕。前回、銀メダルの女子日本代表（世界ランク5位）はタイ（同14位）にセットカウント3－2（18ー25、23ー25、25ー20、25ー15、15ー11）で開幕から負けなしの5連勝となった。

スタメンはキャプテンの石川真佑（25）、セッターには関菜々巳（26）、島村春世（33）、宮部藍梨（26）、和田由紀子（23）、佐藤淑乃（23）、リベロは今大会初出場の西崎愛（23）が名を連ねた。

1週のカナダ大会は全試合をストレート勝ちで開幕4連勝とし首位で終えた日本。この日から舞台を香港に移し、第2週目を迎えた。相手はメンバー14人中、現SVリーガーが3人、日本でプレー経験のある選手は7人と日本のバレーを知る選手が多数いるタイ。日本は第1セット、スタートからタイに攻め込まれ2連続失点と追う展開に。日本は和田が相手コートに落とし込み得点、島村の移動攻撃で食らいつくも差を縮めることができず。18ー25と7点差で今大会初めてセットカウントを落とした。

流れを変えたい日本は第2セット、スタートからチーム最年少、秋本美空（18）を起用。すると序盤に秋本はバックセンターを決め得点。島村の移動攻撃で13ー12とリードを奪うと、リリーフサーバーの深澤めぐみ（22）がサービスエースを決め2連続ポイント。しかしタイでチーム最多得点を挙げているピンピチャヤ（27）にアタックを決められるなど再びリードを許した日本。終盤、和田のバックアタック、佐藤のスパイクで得点を奪うも及ばず、23ー25の僅差で第2セットも落とした。

セットカウント0ー2で後のない日本は第3セットは山田二千華（25）がスタートメンバーに入った。山田はブロックを決めるなど得点、佐藤がアタックなどで連続ポイントを挙げ9ー3とリード。試合の主導権を握った日本は中盤、石川、山田のスパイクで20ー16、和田がブロックアウトを取りセットポイントを迎えると最後は島村が25点目を挙げこのセットを制した。

1セット取り返した日本は第4セット、立ち上がりは佐藤、山田が得点を挙げるなど5連続ポイント。佐藤がブロックを決め13ー8と5点リードすると和田がバックアタック、サービスエースを決め2連続得点し21ー11と差を広げた。先にセットポイントポイントを奪うと石川のバックセンターを決め切りセットカウントを2ー2に戻した。

負の第5セット、和田が2本のブロックアウトを取り得点、島村もコートギリギリを攻めたアタックを決めるなど序盤をリード。さらに西崎の好レシーブから佐藤がスパイクを決めるなど8ー5と差を3点に広げた。流れを掴んだ日本は終盤逃げ切りフルセットの激闘を制した。

両チーム最多29得点の和田は「得点を取るのが自分の仕事なので、そこで何とかまずは自分の役割は果たせたかな」と振り返った。

次戦は日本時間20日午後9時30分から世界ランク1位のイタリアと対戦する。
※世界ランキングは試合前時点

【日本の得点（上位）】
和田　29得点
佐藤　21得点
島村　16得点
石川　16得点

◆予選ラウンド第1週：カナダ・オタワ
6月5日（木）〇3ー0　オランダ
6月7日（土）〇3ー0　セルビア
6月8日（日）〇3ー0　カナダ
6月9日（月）〇3ー0　ドミニカ共和国

◆予選ラウンド第2週：香港
6月18日（水）〇3－2　タイ
6月20日（金）vs　イタリア
6月21日（土）vs　中国
6月22日（日）vs　チェコ共和国

◆予選ラウンド第3週：日本・千葉
7月9日（水）vs　フランス
7月10日（木）vs　韓国
7月12日（土）vs　ポーランド
7月13日（日）vs　ブラジル

◆ファイナルラウンド：ポーランド
7月23日（水）から27日（日）