大谷翔平 自身初の誕生日登板で2回無失点 圧巻の三者連続K、打撃では4年ぶりにバースデー安打 ド軍は8カードぶりの負け越し

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2025-07-06 11:17
大谷翔平 自身初の誕生日登板で2回無失点 圧巻の三者連続K、打撃では4年ぶりにバースデー安打 ド軍は8カードぶりの負け越し

■MLB ドジャース4ー6アストロズ(日本時間6日、ドジャー・スタジアム)

ドジャースの大谷翔平(31)が本拠地でのアストロズ戦に“1番・DH兼投手”の“二刀流”で出場し、2回、復帰後最多の31球を投げて、被安打1、奪三振3、四死球0、失点0、キャリア初となるバースデー登板で3者連続空振り三振を奪うなど圧巻のピッチングを見せた。打撃では4打数1安打。4年ぶりにバースデー安打を放った。

現地5日は大谷の31歳の誕生日、キャリア初となったバースデー登板には本拠地のファンもお祝いムード。試合前の練習中にはスタンドから“ハッピーバースデー!ショウヘイ!”とコールが送られると大谷も右手をあげて応えた。

大歓声でマウンドに上がると1回、先頭打者に出塁を許したが、2番・C.スミス(22)にはカウント1-1から96マイル(154キロ)のストレートで詰まらせて、セカンドゴロ併殺打。好調の3番・J.アルトゥーベ(35)はスイーパーでショートゴロ、前日20安打18得点のアストロズ打線を無失点に抑えた。

投球後、ベンチ前で打席の準備をして、バッターボックスに向かった。アストロズの先発は4年連続2ケタ勝利をあげている左腕のF.バルガス(31)、大谷は2018年のデビュー以来、毎年対戦している投手で通算成績は36打数5安打で打率は.139、2021年に1本ホームランを放っているが、苦手な投手の一人。

1回の第1打席、カウント1-1からシンカーを引っ張ったがファーストゴロ、オールシンカー勝負で打ち取られた。しかし、2番・M.ベッツ(32)が11号ソロを放ち、ドジャースが先制点をあげた。

2回のマウンドに上がった大谷は4番・C.ウォーカー(34)をスライダーで空振り三振、5番・V.カラティニ(31)にはカウント1-2からの4球目にこの試合最速の101マイル(162.3キロ)をマーク、最後はスイーパーで空振り三振、6番・Y.ディアズ(26)はカウント1-2からの7球目、スイーパーで空振り三振、3者連続空振り三振で本拠地のファンは大歓声をあげた。

2回には2死一塁で大谷の第2打席、第1打席で打ち取られたシンカーを狙っていったが、強い当たりのセカンドゴロ、苦手バルデスを攻略出来ない。大谷は2回で降板、復帰後最多の31球を投げて、被安打1、奪三振3、四死球0、失点0、キャリア初となるバースデー登板で3者連続空振り三振を奪うなど圧巻のピッチングでは最高の姿を見せた。

2対0とリードで迎えた3回、大谷の後を受けたJ.ロブレスキー(24)がアストロズ打線に捕まり5安打を浴びて4失点と逆転を許してしまった。

2対5とリードされた4回、2死一塁で大谷がネクストバッターズサークルでスタンバイする中、9番・M.ロハス(36)が4号ツーランで1点差に詰め寄った。大谷の同点弾に期待された第3打席はバルデスが勝負を嫌って、カウント3-1から四球。2死から出塁したが、2番・ベッツが初球を打っていきライトフライに倒れた。

4対5の5回には1死から4番・F.フリーマン(35)が空振り三振もキャッチャーがボールをそらすと、フリーマンは1塁まで全力疾走、振り逃げで出塁、さらに5番・T.ヘルナンデス(32)の打席で今季初盗塁をマーク、ベテランがチームの勝利に懸命なプレーを見せた。しかし、T.ヘルナンデスは空振り三振、6番・A.パヘス(24)が内野ゴロに倒れて、無得点に終わった。

6回、2死一塁で大谷の第4打席、バルデスと4度目の対戦となったが、ここでも初球のシンカーを強振していったが、セカンドゴロ。3打席でシンカーを捉えきれずに打ち取られ、今季ワーストとなる13打席ノーヒットとなった。

7回には先頭の2番・ベッツがレフト前へ、この打球をレフトが後逸すると、ベッツは一気に3塁を狙ったが、タッチアウト。終盤での大事な先頭打者の出塁を潰してしまった。

すると8回にはアストロズ先頭打者の3番・J.アルトゥーベ(35)にレフト線へのスリーベースを許すと、1死から5番・V.カラティニ(31)にレフトへ犠牲フライ、ドジャースがやりたかった野球をアストロズにやられて4対6と追加点を奪われた。

ドジャースは8回、2死一、二塁で代打・コンフォート(32)を送ると、アストロズベンチはここで守護神のJ.ヘイダー(31)を投入、するとドジャースは代打の代打でE.ルイーズ(26)を起用、リーグトップタイの24セーブをあげているヘイダーの前にルイーズは空振り三振に終わった。

9回、先頭打者で迎えた大谷の第5打席、前の回から登板となったヘイダーと対戦。カウント0-2と追い込まれたが、そこから粘りを見せて、7球目、内角低めのスライダーをコンパクトにライト前へ弾き返し、3試合ぶりのヒット。自身の誕生日では4年ぶりのヒットとなった。

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