NATO=北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長がウクライナを訪問し、加盟国による支援の遅れが「深刻な結果」をもたらしていると訴えました。
NATO ストルテンベルグ事務総長
「ウクライナは数か月間、劣勢に立たされている。弾薬を節約せざるをえないため、ロシア軍のミサイルやドローンを撃ち落とせなくなっている」
ストルテンベルグ事務総長はゼレンスキー大統領とキーウで会談した後、共同会見に臨み、今月、支援予算が成立したアメリカやヨーロッパ諸国の「支援の深刻な遅れ」が戦地での「深刻な結果」をもたらしていると指摘しました。
一方で、「ウクライナが勝利するのに遅すぎることはない」として、アメリカやイギリスなどが新たに発表した支援を歓迎。さらなる支援に期待を示しました。
ゼレンスキー大統領も、「ロシア軍はウクライナが支援を求めて待っている時間を利用しようとしている」と指摘。武器などが届き始めているとする一方で、「スピードアップしなければならない」と訴えました。