12月に値上げされる食品の数はおよそ100品目にとどまりますが、来年は“値上げラッシュ”となりそうです。
調査会社の帝国データバンクによりますと、12月に値上げされる食品は109品目で、今年では最も少ない水準でした。
レトルト食品のほか、コメの価格高騰を背景にパックごはんが値上げされます。
一方、来年に値上げされる食品はすでに3933品目にのぼり、年明けから“値上げラッシュ”となりそうです。
1月から4月の間には▼「パン」が1227品目、▼次いでビールやチューハイを含む「酒類・飲料」が1251品目の値上げが予定されています。
いわゆる2024年問題といわれたトラックドライバーの残業規制や最低賃金の引き上げなどを背景に、帝国データバンクでは「物流費や人件費の上昇に伴う値上げが増えている」と分析しています。