スーパーの値引きシール、いつ貼るの?貼り始めは立地に違いも…143店舗の“ルール”を徹底調査【Nスタ解説】
物価高で、値引きシールのありがたみを感じている方も多いのではないでしょうか。番組では電話取材をし、「都内143店舗の値引きシールのルール」を入手しました。
都内143店舗 貼り始めは“立地”で違いも
高柳光希キャスター:
「Nスタ」では、都内のスーパー143店舗分の情報を入手しました。
どういった時間に貼り始められるのか、電話取材をした結果、▼最も早い店舗で午後4時、▼最も遅い店舗で午後8時でした。
また、立地に少し傾向が出ていることもわかりました。
▼駅から遠い店舗だと午後4時から5時ごろで、▼駅近くの店舗だと午後5時から6時ごろが多いように見受けられました。
仕事帰りの人たちが多い(駅近くの)店舗では、少し遅めの時間帯に。ただ、自宅から来る人たちがいる(駅から遠い)店舗に関しては、少し早くなる傾向がありそうです。
「1割引」「2割引」「半額」 いつごろ?
高柳キャスター:
お惣菜や刺身を中心に、段階的に値引きシールが貼られていきますが、どのようなステップを踏んでいくのでしょうか。
【Nスタ分析 段階的に貼られる値引きシール】
1回目(午後5時ごろ):「1割引」「2割引」
2回目(午後7時ごろ):「2割引」「3割引」
3回目(閉店の約1時間半前):「半額」
24時間営業の店舗に関しては、終電から換算して残り1時間くらいで貼られていました。
ちなみに、時間になっていても、まだ値引きシールが貼ってないことがあると思います。
都内のスーパー担当者は「人手不足で貼れない時がある」と言っていました。
他にも業務があるので、値引きシールだけが優先されて貼られるものではなく、待つしかないようです。
東京大学准教授 斎藤幸平さん:
ドイツでも、値引きはあります。
ドイツの人は魚をそこまで食べないので、サーモンはかなり高いですが、値引きになったときに買いますね。
惣菜はその日のうちに、他のもので数日のものだと値引きになっていることもあります。
賞味期限・消費期限が少し長いものは? 売れ残った場合は?
高柳キャスター:
牛乳や豆腐やパンなど、賞味期限・消費期限が少し長いもの(数日から1週間程度)は、どうなのかも調べました。
約3日前に貼られるということで、値引きシールを貼って売れ残った場合も、翌日も貼ったままだそうです。なので、朝も値引きシールが貼られていて、狙い目かもしれません。
それでも売れない場合は、割引を10%や20%などにしていくそうです。
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<プロフィール>
斎藤幸平さん
東京大学准教授 専門は経済思想 社会思想
著書『人新世の「資本論」』が50万部突破