プーチン大統領　一時停戦にはウクライナへの軍事支援停止などが“条件”　早期の停戦には慎重姿勢

アメリカが提案したウクライナとの一時停戦案について、ロシアのプーチン大統領は、欧米によるウクライナへの軍事支援の停止などが条件になるとの考えを示しました。

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ロシア　プーチン大統領
「停戦は長期的な平和につながり、危機の根本原因を取り除くものでなければならない」

プーチン大統領は13日、アメリカが提案し、ウクライナ側が受け入れる用意を示した30日間の一時停戦案について「提案に同意する」としながらも、「長期的な解決につながるものでなければならない」と強調しました。

そのうえで、停戦に応じるためには欧米によるウクライナへの軍事支援の停止などが条件になるとしました。

さらに、条件が守られているかチェックする「停戦監視システム」も必要だとしていて、早期の停戦には慎重な姿勢を示しています。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は13日夜のビデオ演説で、プーチン大統領は「停戦案を拒否する準備をしている」とした上で、「停戦案が失敗するか、解決不可能になるまでできるだけ長く引き延ばそうとしているのだ」と批判しました。

さらに、「時間稼ぎをし、非建設的なのは、この戦争を必要としているロシアだけだ」として、各国にロシアに対する制裁を強め、圧力をかけるよう求めました。