「誹謗や中傷は私の流儀ではありません」高市総理が“中傷動画”疑惑を改めて否定【news23】
高市総理の陣営が、自民党総裁選などで他の候補を誹謗中傷する動画を作成したとされる問題。高市総理は、「誹謗したり中傷したりというようなことは私の流儀ではありません」と話し、改めて関与を否定しました。
高市総理“中傷動画”疑惑を改めて否定
9日午後6時すぎ、官邸を出ようとする高市総理に…
記者
「総理、共同通信も中傷動画について男性の証言を報じましたが?」
記者がぶつけたのは、7日に共同通信が報じた高市陣営をめぐる“中傷動画”についての質問。
記者
「共同通信も中傷動画について、男性の証言を報じたが、過去の答弁との整合性はどのようにお考えか?」
高市総理
「ちょっと待ってごめんなさい。次行事があるので短く…『共同通信の報道で』 ということではわからないが、私これまで答弁してきた、それは揺るがない」
この問題は週刊文春が、高市陣営が先の自民党総裁選や衆院選で、動画作成者と連携し、他の候補者を誹謗中傷する動画を作成していたなどと報じたものです。
その後、共同通信が動画作成者とされる男性の証言を報じました。
これについて、高市総理は…
高市総理
「私自身も、私の事務所も、他の候補者を誹謗したり中傷したりというようなことは私の流儀でもありませんし、決してそれはやっておりません。私の事務所もそういうことをすることはないし、ましてやそれを第三者に依頼をすることは決してない」
これまで国会では、高市総理の秘書と動画作成者の間でやりとりがあったのかどうかが焦点になっていました。
先週、週刊文春は、秘書と動画作成者のやり取りだとする音声を有料の電子版で公開。
この音声を聞いたか、という質問に対し、高市総理は4日…
高市総理
「『有料会員に私になれ』ということであれば、それはできません」
その後、高市総理は音声は確認したものの、秘書の声かどうかは「判断が難しい」と答弁。その上で…
共産党 山添拓 参院議員
「音声が公設秘書のものかどうか、秘書には確認したか」
高市総理
「本人に話をしました。『何で私が有料会員にならなきゃいけないんですか。一方的に書き立てるストーリーを作ってる。そんなところに対して、何で私がお金払わなきゃいけないんですか』とキレられましたよ」
音声の真偽について、「確認が取れなかった」としました。
共同通信「やりとりは秘書の電話番号と確認」
2人の間にやりとりはあったのか、なかったのか。
7日、共同通信は動画作成者とやりとりをした人物の電話番号が、高市総理の秘書の番号であると確認したと報道。
このことについて問われると…
高市総理
「うちの秘書の携帯番号を共同通信が確認したという、ちょっとその経緯がわからないのですが、言っているのは面識があるかないかという話でしょうか。そういうことでしたら面識はないです。実際に会って名刺交換した相手の所属や氏名をちゃんと承知しているということはない」
野党は引き続き、この問題を追及する構えです。
立憲民主党 水岡俊一 代表
「依然として、はぐらかし、すれ違いの答弁に終始した。総理に対してはしっかりと追及していきたい」
野党側は、秘書らの国会への参考人招致を求めていますが、自民党の鈴木幹事長は…
自民党 鈴木俊一 幹事長
「高市総理は真摯に答弁したと思っている。何か調査について、何か党としておこなう考えはありません」
――参考人招致についての考えは?
「現時点ではその必要はないのではないか」
星浩氏「動画の作成を依頼していたら、非常に深刻な事態」
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
8日の記者団へのぶら下がりでは、「私の流儀でもないし、やっていない」と一般論として答えるにとどまり、秘書が動画作成者とどのようなやり取りをしたのか、あるいはしていないのか、具体的な説明はありませんでした。疑惑の解明には至っていない状況です。
小川彩佳キャスター:
SNSの誹謗中傷や偽情報は、政治がルール作りを担う非常に重要なテーマでもあります。仮に高市総理が無関係であったとしても、疑惑の解明に自ら透明性を持って向き合う姿勢が、より一層求められるのではないでしょうか。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
論点は2つあります。1つは、中傷動画を作成したのは本当なのか虚偽なのか。もう1つは、疑惑の動画が出てきたことに対する高市総理自身の対応の問題です。仮に動画の作成を依頼していたということになれば、総裁選であれ衆議院選挙であれ、選挙を歪めたことになり、非常に深刻な事態です。
国会議員の倫理規程には、疑惑を持たれた場合は自ら解明しなければならないと明記されています。今回の高市氏の対応を見ると、自ら解明しようとする姿勢は感じられず、野党が追及を勢いづける結果となっています。