U ターン・I ターン経験者に聞いた満足している点。Iターン経験者が一番満足しているのは「給料」!?【2023年アンケート調査】

2023-06-22 21:30

出身地に戻り就職するUターンや、生まれ育った場所を離れ移住して就職をするIターン。
どちらも地方移住を伴う就職スタイルとなります。
このUターンやIターン(以下、U/Iターン)には、どのようなメリットがあったり満足する要素があるのでしょうか。

ここでは、株式会社クリエイトの行った実際にUターン・Iターンをして地方就職している人たちへのアンケート調査からその実態について見ていきましょう。

U/Iターン就職をしたきっかけ

まず、U/Iターンという選択を何故したのか。
そのきっかけについてのアンケート調査を見ていきましょう。

Uターン就職をしたきっかけ

リリース:株式会社クリエイト

Uターン就職をする動機としては、「住み慣れた土地で働きたい(37.4%)」が最多で、次いで「実家から通勤したい(19.5%)」という回答が多く寄せられました。
地元の居心地の良さを理由にUターン就職を決めた人が多いということになるようです。

Iターン就職をしたきっかけ

リリース:株式会社クリエイト

Iターン就職を考えた理由は、「実家から離れて自立したい(17.5%)」が最も多く、Uターンとは真逆の結果に。

他にも「自然豊かな環境で働きたい(12.9%)」や「恋人・パートナー・友人がいる、離れたくない(12.9%)」といった回答もあります。
どうやら、地方ならではの環境や人間関係がIターン就職をした理由の一つになっているようです。

U/Iターン就職したタイミング

リリース:株式会社クリエイト
リリース:株式会社クリエイト

続いて、U/Iターン就職したタイミングについて尋ねると、「入社10年以上15年未満(14.6%)」と、一定キャリアを積んだ後に転職する人が多くいました。

しかし、「入社1年未満(11.4%)」という回答も1割以上集まっています。
しかも「入社3年未満」というくくりでデータを見ると、およそ4人に1人がU/Iターン就職を経験していることが分かりました。
入社3年未満という早い時期からU/Iターン就職を考えている人も多いようです。

また、UターンとIターンで比較すると、UターンはIターンよりも早いタイミングで行動に移していることがうかがえました。

U/Iターン就職はするなら早め!?

では実際、U/Iターン就職は早めにした方が良いのでしょうか。
この質問には、U/Iターンどちらも6割以上が「そう思う」「どちらかというとそう思う」と回答。

リリース:株式会社クリエイト

早めにした方が良いという意見が多数派でした。

リリース:株式会社クリエイト

年代別に見ても、20代から40代まで「そう思う」「どちらかというとそう思う」を回答した人の割合はほぼ同数という結果に。

社会人歴が長く経験も豊富な40代の人からしても、早めに始めた方が良いと思っていることが分かりました。
その理由には、「地域に馴染むのに時間がかかるから」「早くから仕事を始めた方が出世もしやすいから」「家庭を持つと自由にできないから」といった意見が挙げられました。

地方就職をする前とした後

これまで働いていた環境から大きな変化が生じる地方就職。
その点に最初抱いていた不安と、実際U/Iターン就職を経て働いて実際の

地方就職に対しての不安点

リリース:株式会社クリエイト

地方就職に不安を抱えていた人は約8割にも及ぶことが分かりました。
では、どのような不安をいだいていたのかを見ていきましょう。

リリース:株式会社クリエイト

不安に思っていたこととして各年代で票が集まっていたのが「給料が少ない」です。
それぞれ約半数の人が給料の低さを不安視していたことが明らかになりました。

また、20代では30代・40代に比べて「職場で人間関係を上手く築けるか(38.9%)」や「企業の知名度が低い(30.6%)」という点を気にする人が多いことも判明しました。

地方就職への満足度

様々な不安を抱えていたことが分かりましたが、実際に地方就職してみてその実情はどうだったのでしょうか。

リリース:株式会社クリエイト

地方就職に満足しているかを聞いたところ、全体の7割以上が「とても満足している(18.0%)」「満足している(56.8%)」と回答。

リリース:株式会社クリエイト

年代別の数値を見ると、20代の満足度は8割を超えるという特に高い結果が出ています。
40代も7割以上が満足という回答を寄せていますので、決して低くない数値となっています。

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満足している点についてU/Iターン別に調べたところ、どちらも2番目に「職場での人間関係」という回答が挙がりました。

また、不安に感じている人が多かった「給料」については、Uターンでは5位に、Iターンでは1位という結果に。
就職前に抱えていた不安は解消されているようです。

そして「生活にかかるコスト」という回答もU/Iターン共に上位に上げられていることから、地方就職の大きな魅力の一つであることがうかがえました。

地方就職して驚いたエピソード

・同じ県でも方言が違った(29歳女性・長野県)
・交通系ICカードが使えない(30歳女性・山口県)
・カープを知ってることが常識(38歳男性・広島県)
・冬は除雪作業が生活を一変させる(39歳男性・北海道)
・社員食堂で讃岐うどんのメニューがある(40歳男性・香川県)
・怒っているような話し方だけど、本当は優しい人が多かった(45歳女性・茨城県)
・同僚の名前を苗字ではなく、下の名前で呼ぶこと(49歳女性・沖縄県)
・飲み会に行く前に皆一旦家に帰る。直接会社から行かない(47歳女性・鹿児島県)
・野菜が玄関前に置いてある(47歳女性・茨城県)
・阿波踊りの時期は交通規制があるほど混雑する(37歳女性・徳島県)

補助金・助成金の活用について

地方就職をする際は、引っ越しなどが伴うのでどうしてもお金がかかります。
そのため補助金・助成金があるかをチェックして活用している人も決して少なくありませんでした。

約4人に1人が活用している補助金・助成金

リリース:株式会社クリエイト

満足度の高かった地方就職ですが、地方就職時は転居や新生活の準備に何かとお金がかかるもの。
そこで、国・自治体・民間企業などからの補助金・助成金を受け取った人がどれくらいいるのか調査しました。

その結果、約4人に1人が「受け取った(24.0%)」と回答。
Uターンは26.1%、Iターンは19.9%が補助金・助成金を受け取っていることが明らかになりました。

リリース:株式会社クリエイト

受け取ったおおよその合計金額は、「30万円以上40万円未満(17.5%)」「40万円以上50万円未満(17.5%)」という回答が最多でした。

リリース:株式会社クリエイト

U/Iターン別に見ると、Uターンは「30万円以上40万円未満(19.8%)」、Iターンは「40万円以上50万円未満(23.5%)」という回答が多いことが分かりました。

調査概要

・調査テーマ:Uターン・Iターンによる地方就職事情調査
・調査方法:WEB アンケート調査
・調査対象者:全国の20代~40代男女500名(Uターン・Iターンをして地方就職している有職者)
・調査実施日:2023年3月24日~28日
・調査主体:株式会社クリエイト
・調査機関:株式会社ネオマーケティング

 
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