愛犬が歩いている姿を見ると、時々お尻を左右にフリフリ振って歩いていることはありませんか。どこか機嫌が良さそうな印象を受けますが、実際はどのような心理が働いているのでしょう。この記事では、犬が『お尻を振って歩く』理由を紹介します。
かわいいけれど…犬が『お尻を振って歩く』5つの理由
犬がお尻をフリフリと左右に揺らして歩く姿は可愛らしいですよね。しかし可愛いその仕草には、どのような心理が隠れているのでしょうか。ここでは犬が『お尻を振って歩く』理由を紹介します。
1.「嬉しい」という感情が昂っている
犬は「嬉しい」という感情が昂った時、お尻をいつもより少し高くあげて左右にフリフリと振ることがあります。
表情も明るく口角が上がっていたり、目がキラキラと輝くように見開かれていたりと上機嫌であることを窺えることが多いです。
2.「楽しい」と興奮している
飼い主さんと遊んでいたり他の犬と交流している時など、「楽しい」という気持ちが昂り興奮し始めるとお尻をフリフリと振ることがあります。
ただし、興奮状態を放置してしまうと危険なので、あまりにも興奮している様子が見受けられたらコマンド指示などで落ち着かせましょう。
3.「一緒に遊ぼう」と誘っている
前半身を低くし、お尻を突き出すように高く上げ、左右にフリフリと振っていることはありませんか。「警戒されているの？」と身構えてしまう人もいるかもしれませんが、これは犬の「一緒に遊ぼう」サインです。
視線の先にいる相手に対して遊びのお誘いをするときに見せる行動なので、飼い主や仲良しの知人、よく会う他のわんこなどに行うことがあります。
4.リラックスしている
飼い主に撫でてもらっている時や部屋の中でくつろいでいる時など、「気持ちいい」と感じていたりリラックス状態に入っている時にもお尻を振ることがあります。
この場合は素早く振ったりお尻を高く上げたりせず、そのままの状態でゆっくりゆらゆらと機嫌よさそうに左右に揺らしていることが多いです。
5.お尻に違和感を覚えている
お尻を不自然なほど左右に振って歩いている場合は、愛犬がお尻に違和感を覚えているため、その違和感を払拭しようと振っている可能性があります。
このような症状を見せるときは、うんちが出切っていなかったり、お尻に痒みや痛みを感じていたり、あるいは足から背中にかけて怪我や痛みを覚えていることが多いです。早めに動物病院で診てもらいましょう。
こんなお尻の振り方や症状には要注意！
犬がお尻を振って歩く様子は可愛らしいですが、以下のような異変や症状が見られたらお尻や足腰に違和感を覚えている可能性があります。
- 足を引きずっている
- 立ち上がり方がスムーズではない
- 立ち止まってお尻を気にしている
- 座るときにゆっくり慎重に座り込む
- お尻を触ろうとすると嫌がる
これらは怪我や炎症など、何らかの体調不良を訴えているサインです。早めにかかりつけの動物病院へ連れて行き、原因を突き止めてもらいましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬がお尻を振って歩くときは、ご機嫌な時やリラックスしている時が多いです。ただし、お尻を気にする素振りを見せている場合は、お尻や足腰に違和感を覚えている可能性が疑われるので、病院へ連れて行ってください。
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